いったいアルファブロガーという言葉がいつ頃から日本でも流行したのか、誰が誰をアルファブロガーとしているのか、私はまったく知りませんし興味もないのですが、「理想のブロガー像」というのが一人歩きしているような気がします。
ブログ塾にいただいている質問を読んでいると、「理想のブロガー」というのはなぜかいつもネタを豊富にもっており、ネタやアイデアを元にすいすいエントリをアップし、それを嬉々としてやっているというイメージのようです。
誰がいつそんな人を目撃したのでしょう。
たしかに人気のブログは連日更新され、「好きなことをテーマにする」とひんぱんに言っています。しかしだからといってなんの苦しみもなく、大好きなことについてあふれるように文章が吐き出されているとは、私には思えません。
ネタについても、有名ブロガーだけが、他の人のまったく見つけられないようなネタをどんどん探り当てられる、秘密の源泉をもっているというようにも思えません。
もしそうだとしても、では有名ブロガーなる人たちは、みんなネタをコピペしているだけなのでしょうか? どうしてそれを連日やっていてもばれないのでしょう? 元ネタが英語だから? 英語でも今の時代でそれをやっていてはばれそうな気がします。
一度「理想のブロガーのイメージ」を捨て去ってみましょう。
- 秘密のネタの源泉を探り当てれば毎日容易に更新できるという考えを捨てる
- 理想のブロガーはなんの苦しみもなくどんどん良記事をアップできるという発想を捨てる
- ネタをEvernoteに入れておけば自然とよい具合に加工されて良記事になるという発想を捨てる
- 自分の好きなことを見つければいくらでもネタが湧いてくるという発想を捨てる
以上のような発想を捨ててみたとき、いわゆる「有名ブロガー」は何をやっていると想像できますか?