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5秒待って反応がなかったら次に行く



PC(Windows)で作業をしていると、時々“固まる”ことがあります。クリックしても反応がなくなるのです。

そのまま「応答なし」になって強制終了を余儀なくされることもありますが、たいていの場合はしばらく待つと何事もなかったかのように動き出します。

ここで焦ってやたらとクリックを繰り返したり、キーボードを連打したりすると、復帰時にこれらの操作が反映されて、“二次災害”を引き起こしかねません。余計なウィンドウが次々と開き始めたり、無意味な文字列が画面を占拠して収拾がつかなくなるのです。

当然イライラしてきて無駄に腹が立つでしょう。

そこで、次のようなルールを決めておくことで、こうしたストレスを回避することができます。

  • 5秒待って期待した反応が得られなければ、とりあえず次の作業に移る

特定のアプリケーションが「応答なし」になっているだけであれば、別のアプリケーションに切り替えてその作業をすれば良いですが、できればPCから一時的に離れられる作業に退避する方がいいでしょう。

例えば、僕自身であればiPhoneを手に取り、

  • Pocketで記事を1本消化したり、
  • Kindleで本を読んだり、
  • FastEverでその瞬間に頭に浮かんだことを書き出したり、

といった、比較的手離れの良い作業をいくつか用意しておき、ほとぼりが冷めた頃にPCに戻るようにしています。その頃には復帰していることが多いからです。

大事なことは「待たされている!」と思う一歩手前で、機械的に退避作業に移ること。

「待たされている!」と思ったとたんに「イライラしなくては」というスイッチが入ってしまうので──実際にそのようなスイッチがあるのかは知りませんが──その前にその場から離れるのです。

そして「急ぎではないがやっておくと後でラクになること」を淡々と片づけるようにします。こうすることで、エネルギーロスを防ぐことができる上に、いつかやらなければいけない仕事も進めることができます。

もちろん、もっとスペックの高いPCに買い換える、という方法もありますが、その前に、使う側が今回ご紹介したような「5秒ルール」を習慣化することで乗り越えられるなら、それをしてからでも遅くはないでしょう。

あなたの仕事の中で「ルール化することで楽になりそうなこと」はありませんか?
あればさっそくルールに加えてしまいましょう。

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合わせて読みたい:

ルール化とはルーチン化、すなわち決まり切った手順(ルーチン)を改めてリストアップして、これを見ながら手を動かすだけで、何も考えなくても常に同じ結果が得られるようにもっていくことです。

このルーチン化を推し進めるうえで参考になるのが『ルーチン力』。いつもイライラさせられる仕事があれば、そこにルーチン化の余地があります。


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