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「遊び」を過剰に用意する

昨日大橋さんが「目標達成」を図る上での「遊び」の大切さを書いていました。

「これなら行けるかもしれない」

という手応えを感じさせる程度の懐深さ、あそび、フレキシビリティ。それらがなければ、新しいやり方の“開発”は困難になります。たった一回のミスさえ許されなくなるからです。

「遊び」が大切なのは、目標というものが、期待と理想からのトップダウンで設定されるのに対し、実際の行動は、ボトムアップ的に試行錯誤を積みあげていくしかないという事情があるからです。

平均して朝5時には起きるという目標を立てた場合、毎朝6時まで寝ることが重なれば、「挽回」するために同じ日数だけ、朝4時には起きなければなりません。目標自体を再設定するという手もありますが、それを潔しとしないのなら、何か別の手を高じる必要があります。

「例外日」を用意する

ひとつの対策として、休日を使うという方法があります。休日を「朝5時」の例外とし、いくら寝てもいいことにするわけです。

こうすることで、翌日「朝4時」に起きて挽回することが、だいぶ楽にできるようになるでしょう。早起きだと単純な(しかし容易ではない)話になりますが、仕事でこれに類することは頻繁に行っていることと思います。

たとえば毎日ノルマとして課している仕事量があるとして、それに少しずつ遅れが出てているとします。せめて「遅れた分」だけを一日で取り戻すために、休日に「余計な些末事」を全部片づけておいて、その翌日に一気に取り戻すということはあるでしょう。

この方法が有効なのは、人間の集中力は一定ではないからです。活動以外に注意を払う必要がなくなり、メインである活動だけに集中できるようになると、使用できる意識量が増大して、仕事の効率が比例的に上昇します。

ちなみに今週の『プレジデント』で、「休日のリフレッシュ法」について取材していただきました。今回のお話の参考になる部分もあるかと思いますので、ご興味のある方は書店でお手にとって見てみてください。

PRESIDENT (プレジデント) 2008年 2/4号 [雑誌]
プレジデント社 2008-01-12

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「遊んでいる」エネルギーを有効活用する

毎朝7時に起きていたのを5時に起きるようにするなど、行動を大きく変えようと思ったら、相応のエネルギーが必要になります。しかし、人間は自動車ではないので、簡単に排気量を取り替えたりはできません。

エネルギーを多めに使いたいと思ったら、真っ先に考えるべきことは、余計に出ているエネルギーを節約することです。マンガ家や作家が締め切り間際に、ホテルや旅館に「缶詰」になるのは、他にやることも見るべきモノもない空間に身を置くことで、エネルギーが漏れていくのを抑制できるからです。

こうした文脈で以下の本をお読みになってみると、面白いかもしれません。大橋さんの記事も、あわせて参考になるでしょう。

部屋の掃除とガラクタ整理
https://cyblog.jp/249

人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」
舛田 光洋
総合法令出版 2005-07-23

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