残席わずかとなった「Evernote情報活用術セミナー Part 2」ですが、今回ゲスト講師として登壇いただくZONOさんこと倉園佳三さんより、プレゼンの概要が届きましたので一部シェアします。
年初から、情報収集のプロセスを大きく変えようと試行錯誤した結果、ようやく最適な方法を見つけました。
● RSSリーダー
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● Read It Later
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● Evernote
というシンプルな流れで、50サイト(400記事)を巡回、クリップ、重要と思えるものをEvernoteに保存して整理、までが約90分で完了します。
まだ、ムダな部分が若干残っていて、最終的には60分を切るところまでブラッシュアップするつもりです。
現在、これを毎日行っています。
まずはこの流れを解説したいと思います。
次に、
●Evernoteに入れた「ネタのネタ」からブログに書く「本ネタ」を抽出
(これも数分で終わる仕掛けがしてあります)
↓
●EvernoteのノートをそのままNozeに収集
↓
●週次レビューでアクションに変換
↓
●来るべき日に記事を執筆
という仕上げの行程を併せてお伝えできればと思います。
ポイントは大きなものだけ挙げると、
- うまくいかなかった過去の遺産(情報の借金)を一度、スッキリ精算してしまう。(自己破産のような感じ)
- 情報収集を「底網漁」→「魚の種類を選別」→「品質を見極め」と捉えることで、かなり速くなる。
- どんな魚を捕まえたいかをかなり明確にしておく(捨てるものもはっきりする)
- 見極め&整理を1か所、1回ですませる
- EvernoteのノートをNozbeにそのまま収集してアクションに変換
これは私の弱点でもあるのですが、心から「すごい!」と思うネタがないときにブログが書けなくなるケースをなんとか解消しようと、システム化をずっと考案し続けていました。
2週間ほど前に、ようやくこのプロセス(β版)が完成し、これからはネタに困ることもなく、書き続けられそうです。
さすが、マニアックかつ洗練されている印象を受けますね。当日はブログ「ZONOSTYLE」の舞台裏が覗けるかもしれません。
前回に引き続き、今回もEvernoteユーザーなら誰もが「欲しい」と言うであろうプレゼントをご用意してお待ちしております。
» 集めただけで終わらせない!Evernote情報活用術・Part 2
今週書いたエントリー
- 日刊シ!071:話の登場人物のセリフを、役になりきって演じる: ここで、次の2つの例文を比べてみてください。 「僕が商店街を歩いていると、大阪のオバチャンが、自転車のベルを激しく鳴らしながらやってきた。道を譲ったにもかか… http://bit.ly/fv1FKQ
- 日刊シ!072:身ぶり手ぶりを加えて話す: 言葉による伝え方を学んだら、次にするべきことは、体を使った伝え方の工夫です。直立不動で口だけ動かして話をする人よりも、体全体を使って話をする人の方が面白く感じませんか? 実際、… http://bit.ly/gmG7VD
- サッと入力、スカッと呼び出し|今週のまとめ/Evernoteに入れるほどでもないメモはCatchが便利 http://bit.ly/fHlMVF
- 日刊シ!073:3種類の「つかみ」を使い分ける: 芸人さんがよく使う言葉に「つかみ」というものがあります。「つかみ」とは漫才やコントなどの本ネタに入る前にお客さんを笑わすことで盛り上げ、その後の笑いを誘いやすくする方法で… http://bit.ly/ecsO6X
- 日刊シ!074:明確で大きな目標にこだわる: 2000年にアル・ゴアが米大統領選に出馬したとき、彼の政治顧問は、当時まだ世間の関心が低かった「気候変動問題」を議論しないように助言した。 じつは、ゴアは大学生のころからの熱… http://bit.ly/h0s16f
- 日刊シ!075:「うまくいったこと」と「いかなかったこと」を1つずつ書き出してみる: これはSF映画の話ではない。 哲学者で神学者のミハエル・レッドウィズ博士によると、現実の本質に迫ろうとするM理論やひも理論といった現代… http://bit.ly/e9OXWk
- 日刊シ!076:自分の“明確で大きな目標”に関連する分野のボキャブラリーを増やす: ある概念を説明する言葉が存在しなければ、それは概念自体が存在しないということだ。 例えば、アメリカ先住民族のなかには、「嘘」という言葉を… http://bit.ly/eQzT6M
- 日刊シ!077:逃げ道をふさぐ: ウォーレン・バフェットは史上最も成功した投資家である。 「オマハの賢人」とも呼ばれるバフェットは、バークシャー・ハサウェイの最高経営責任者(CEO)であり、同社の株式の過半数を所有してい… http://bit.ly/fA9cSw
今週のおすすめツイート
その日にやろうと思っていることはTaskChute(TC)にすべて申告する。単にできたらいいなレベルのことはTCには知らせない。TCはクローズリスト兼Doing List #spd89
今週やめること/始めること
日刊シ!より。
これから何かを新しく始めようと思ったら、必ず今やっている何かをやめる必要があります。時間は有限だからです。「始める」時は「やめる」とセットで考えましょう。
- やめる:淡々と状況説明に徹する
- 始める:話の登場人物のセリフを、役になりきって演じる
- やめる:ただ突っ立って話す
- 始める:身ぶり手ぶりを加えて話す。
- やめる:いきなり本題に入る
- 始める:3種類の「つかみ」を使い分ける
- やめる:方法にこだわる
- 始める:明確で大きな目標にこだわる
- やめる:行き当たりばったりで行動する
- 始める:「うまくいったこと」と「いかなかったこと」を1つずつ書き出してみる
- やめる:知っている言葉だけで考える
- 始める:自分の“明確で大きな目標”に関連する分野のボキャブラリーを増やす
- やめる:安全な場所に身を置き続ける
- 始める:逃げ道をふさぐ
▼参考文献:
今週のアプリ
前回ご紹介したCatch.comですが、そのiPhoneアプリです。
あらかじめ設定したアドレスから note@catch.com にメールすることで、送信内容が“Catch”されます。例えば、イベントの詳細を記したメールを受信したら、すかさずCatchにメール転送することで、iPhone上で検索可能な状態になります。
「#~」でハッシュタグをつけておけば、関連する情報をワンタップで抽出表示させることもできます。
ほぼ毎日使っていますが、Evernoteは完全に母艦としてストック情報をもれなく確実に格納する一方、Catchはフロー情報をスピーディーに閲覧&編集する、という役割分担がいっそう明確になってきました。
唯一心配なのは無料サービスである、ということ。急に「有料化!」とか「サービス終了~」といったことに備えて、フロー情報に留めるのが吉かもしれません。
» Catch – The easiest way to capture what matters
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1 以降が必要
カテゴリ: 仕事効率化 価格: 無料
更新: 2011/02/04
今週のランキング
ぶっちぎりでした。さっそく重版がかかったとのこと!
今年出た続編『ひとつ上のGTD』は実践編ということで、改めて理論編の本書が読まれているようです~
わかりやすさと実践しやすさがウリ。掻き立てられる一冊!
超ロングセラー。パート2以降も出ているが、パート1の出来には遠く及ばない…。
5.パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学
こちらもロングセラー。2000年刊行の11年選手。継続術を説いている本書だけにまさしく面目躍如!
ツールを限定しない、すぐに導入できて、長く使える体系だった仕事術!
TaskChuteと組み合わせて使っている人が増えています☆
8.[書類・手帳・ノート・ノマド]の文具術 楽しんで仕事の効率をあげる!
紹介されている文具そのものの魅力もさることながら、ありふれた文具の意外な使われ方も必見!
同じツールを使っているのに、なぜあの人はあんなに成果を上げられるのか?
10.iPhone×iPad クリエイティブ仕事術 本当に知りたかった厳選アプリ&クラウド連携テクニック
ZONOさんが愛してやまないアプリだけを厳選し、ブログと同じかそれ以上の熱量でレビュー。Nozbeをこれほどきちんと(そして熱く)解説している本をほかに知らない。
3月19日(土)に大阪で。
「~1冊のノートにまとめなさい」でおなじみの奥野宣之さんとセミナーをご一緒させていただくことになりました。
テーマはブログ。
特に「2個目の新しいブログを作ろうとおもっているあなたへ」ということで「日記ブログからの脱出」というトピックでお話させていただきます。ソーシャル大流行な昨今ですが「見つけてもらう」ためにはやはりブログというベースが欠かせません。
後半は奥野さんとの対談もあるとのことで、僕自身も楽しみです。
いつまでも情報発信ができないのは、時間がないから? ネタがないから?
→ 両方まとめて解決します!
- 集めた情報をどのようにしてアウトプットに転換していけばいいのか、集め方から整理、加工までの手順
- そういった活動を行うための時間を確保するためのタスク管理の具体的な方法
この2つについて、詳しく解説します。
前回に引き続き、@zonostyleさんこと倉園佳三さん(ブログ「ZONOSTYLE」主宰)にもご登壇いただきます。今回は主にEvernoteとNozbeをテーマにご講演いただく予定です。
さらに、2月末に新刊を発売予定のあの方の参加も決定! 当日お披露目があるかもしれません。
本日時点で、すでにお席は9割5分以上埋まっていますので、ご検討中の方はお早めに。