ベック君、手帳を選びに四苦八苦
ベック君にはLOFTや有隣堂、伊東屋などに行くといつも2時間ぐらいは文房具を物色してしまう程度に手帳&文房具好きという属性がある。この日は会社帰りにふらりとLoftに立ち寄っていた。
ベック君:今年もやっぱりほぼ日手帳かなぁ・・でもQuoVadisも捨てがたい。フランクリン・プランナーの方が。いや、ここはチエ先輩オススメの朝活手帳か!?
ベック君にとって来年使う手帳を何にしようか思案する時間が何よりも至福であった。
実際のところ、ST電機ソリューション事業部ではそれこそ手帳戦国時代と言っていいぐらい統一感のない。クラウド+iPhoneの校正で全てまかない完全デジタル派もいれば、1冊のMoleskineに人生を詰め込む派もいれば、朝活手帳やほぼ日手帳を使う紙の手帳派もいた。
ベック君:やっぱり普段持ち歩くことを考えると綴じ手帳がいいなぁ・・
ベック君は綴じ手帳コーナーへ足を運ぶ。
ベック君:フランクリン・プランナーのオーガナイザーも捨てがたいし、QuoVadisも憧れだ。影山手帳やライフハックプランナーも少し気になるなぁ。
一通り候補をなめた後に更に考える
ベック君:ウィークリーバーチカルは捨てがたいけど、デイリーも更に捨てがたい・・・。いっそ日付の入っていないノートを使った方がライフログを残す分には都合が良いんだけどなぁ。
ベック君はほぼ日カズンを手に取った。今年一年、ラシタさんのススメがあって使っていた手帳だ。「やっぱりこれかなー」と8割方決めにかかっているベック君に忍び寄る影・・・
xxx:ベック君!
この展開は・・・と、おそるおそる振り返る
ベック君:オオハシ部長!お久しぶりです!
オオハシ部長:最近別の課の仕事で出ずっぱりだからね。それはそうと、もしかして来年の手帳選んでる?
ベック君は覚悟を決めて「そうです」と答えた。
オオハシ部長は「整いました」と言わんがばかりにニヤリと笑う。
オオハシ部長:ベック君、その手帳をバリバリ使って来年もお仕事頑張っ “てちょう” だい!
手帳選びのビギナーズハック
皆さんはもう来年の手帳を購入されましたか?
私は今年と同様「ほぼ日カズン」を購入しました。
昨今はスマートフォンやクラウドサービスの興隆が著しいのですが、その中でも紙の手帳が売れる手帳ブームと呼ばれる状態がここ数年続いています。昔から手帳を作っている老舗メーカーもリフィルのバリエーションを増やしていますし、出版社が手帳術本に併せてその著者プロデュースの手帳を発売するケースも目立ちます。更には世紀末覇者手帳やアミバ天才手帳、杉下右京手帳など、アニメやドラマのキャラクタをモチーフにした手帳なども発売されています。
今回はそんな数多ある手帳の中から皆さんにぴったりの一冊を探すべく、手帳のタイプ毎に代表的な手帳を紹介してみたいと思います(半分趣味であることは否定しません)。
■手帳のタイプ
手帳のタイプは大きく分けると以下の2つに分けられます。
- 綴じ手帳
- システム手帳(バインダー式)
綴じ手帳
綴じ手帳とは、様々なリフィルが集められ1冊に製本された手帳のことを指します。コンパクトで丈夫というメリットがある反面、不要なリフィルを抜いたり後から必要なリフィルを追加したりといった柔軟性がないデメリットもあります。また、コスト的にもシステム手帳より安い傾向にあります。
システム手帳
多くのシステム手帳では穴の空いたリフィルをバインダーで挟み込む形を取ります。リフィルの構成を自由に決められるメリットがある一方、バインダーのリング状の金具分の厚みや重みが出てしまうデメリットもあります。バインダーを何年も使い回せることから、バインダーはちょっと高級なモノを使っているという人も多いです(フランクリン・プランナーやダヴィンチ、Firofaxなどが有名)。
■手帳のリフィルバリエーション
手帳のリフィルの内スケジュールを管理するリフィルは大きく分けると以下の様な種類に分かれます。
- 月間スケジュール
- 週間(ウィークリー)バーチカル
- 能率ダイアリー(見開き1週or2週)
- デイリー(見開き1日or見開き2日)
カレンダー型の月間スケジュールは殆どの手帳に採用されており、そこに週間バーチカル、能率ダイアリー、デイリーなどのリフィルのいずれかが組み合わせられる形となります。
日本では昔から能率ダイアリー式が浸透していましたが、海外ではメジャーな週間バーチカルやデイリーといった構成も近頃では多くなって来ました。
週間バーチカル
1週間のスケジュールとタスクを一望できる。特に時間軸上にスケジュールやタスクを配置できることから、感覚的に今自分が何をすべきかが捉えやすく、また1週間の時間の使い方を分析しやすい。但し、このタイプのリフィルは多くの場合十分なメモ欄が用意されていない。
能率ダイアリー
左ページに1週分のスケジュール欄が配置され、右ページにメモ欄が配置されている形は日本では最もポピュラーなデザインです。その他にも見開き両ページがスケジュール欄というリフィルも存在します。このタイプはスケジュールやタスクを細かい単位で時間軸上にプロットすることが難しいのですが、メモ欄がその分充実しています。
デイリー
1日のスケジュール、タスク、メモ欄が1ページないし2ページに配置されている構成です。1週間の予定やタスクを見渡すことは出来ませんが、日々スケジュールとタスクを遂行しつつメモを残したい場合などには非常に有効なリフィルです。特にメモと日付が括りつくため、日記のような用途にも使えますし、未来の自分にメモを残すことも可能です。(2週間後のメモ欄に今日の電話メモを見返すように記載しておく、等)
軽くて耐久性に優れバリエーションも豊かフランクリン・プランナー オーガナイザー2011年1月始… 価格:4,200円(税込、送料別) |
■手帳におけるその他の機能
先ほど挙げた、スケジュール、タスク、メモはだいたいどの手帳でも備えている機能ですが、その他にも夢や目標を管理するリフィルなどを充実させた手帳もあります。これらの手帳は手帳として使うのも良いのですが、その手帳の元となった本のワークブックとしての使い途もありです。代表的な物をいくつか紹介いたします。
▼手帳術本著者プロデュースの先駆けとなった手帳
▼セラピストさとう めぐみさんプロデュースの手帳。最近人気上昇中。
▼GMO会長の熊谷さんプロデュース手帳。人生ピラミッドや50カ年計画など非常にユニーク。
■最後に-手帳の使い方も様々
今回は手帳のタイプやリフィルなどから代表的な手帳を紹介致しました。次回は手帳術について取り上げたいと思います。
▼今週のPick APP!
「超」整理手帳のアプリが出たと聞いて思わず買ってしまったのですが・・・実は未だ殆ど試せてません。まずはご紹介までに。フランクリン・プランナーのiPadアプリとか出ないかなぁ。
iPad 互換 iOS 3.2 以降が必要
カテゴリ: 仕事効率化 価格: ¥1,200
リリース: 2010/12/05
12/5(日)に予告通りいたばしリバーサイドハーフマラソンに参加してきたのですが・・・
完全にトレーニング不足を露呈してしまいました。完走は出来たものの、13km以降のタイムは目も当てられないものでした(^^;
さて、先週に引き続き12月19日(日)の東京ライフハック研究会Vol4の参加者募集中です!
今回のテーマは「デジタル/アナログ手帳術」。今年最後の東京ライフハック研究会で皆さんの手帳術を見直してみませんか! 今回は No Second Life! の立花さん(@ttachi)を講師にお迎えし、講演をしていただきますので、こちらに興味がある方も是非ご参加下さい!
» 12月19日(日) 13:30~ 東京ライフハック研究会Vol.4 @目黒
また、勉強会とは別に、同じ日に忘年会も開催します。場所は東京ライフハック研究会と同じく目黒。特に勉強会参加者やライフハッカーに限定したイベントではないので、興味がある方はお気軽にご参加下さい!
▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。