だいたい書きたいだけの巻
ベック君はバーMHの扉を勢いよくあけて店に踏み込んだ。
ベック君:マスター!!
少し遅れてごりゅ殿が踏み込む。
開店準備中の店内には誰一人いなかった。
ベック君はぐるりと店内を見渡す。
ベック君:いませんか、マスター?
ベック君が再び声をあげたその瞬間、空気がゆらりと動き、音もなくマスターノキバが現れた・・・・
マスターノキバがベック君の後頭部をとんと突く。
糸の切れた操り人形のごとく崩れ落ちるベック君をマスターノキバが受け止める。
マスターノキバはごりゅ殿の方に向き直して
マスターノキバ:ところで、ごりゅさんはベックさんから何か聞かされていますか?
ごりゅ殿:いや、別に聞いてませんよ。
マスターノキバ:どうやらその言葉に嘘はなさそうですね。それにあなたはとても口が堅そうだから特に問題は無いでしょう。さて・・少しベックさんの記憶をいじらせて貰いますか。
マスターノキバはベック君の額に手を当て、集中力を高めていく
マスターノキバ:世の中には知らない方が良いことも多いですからね。ごりゅさんは何故毎日のように新種のコンピュータウイルスが登場して、更にそれに対応したパターンファイルが作られているか分かりますか?
ごりゅ殿:世界中に凄腕プログラマーが自分の力を誇示するためにやってるだけじゃ?
その時、マスターノキバの腕時計がけたたましいアラームを鳴らした。
マスターはなにやらボタンを操作して時計を口元に近づけた
マスターノキバ:はい。こちらショウゴ。
ヒロイン:ショウゴ!また新しい怪人が現れたわ!怪人のデータと座標を送るわ
マスターノキバ:ラジャー。5分で準備を済ます。空間転送の準備をしておいてくれ。
マスターノキバは「さて、これでよし」と一言呟いてベック君の額に当てていた手を外した。
マスターノキバ:つまりは、事実は小説より奇なり、ということですよ、ごりゅさん。
そういうとマスターノキバは店の奥へと消えていった。一瞬閃光が走ったかと思うと、
「ハハハハハッ!今行くぞ、怪人!」と高らかなヒーロー笑いが聞こえてきた。
店の奥から守護騎士ショウゴ(がーでぃあんないとしょうご)が現れる。
ショウゴ:こちらショウゴ!準備は完了だ。転送を開始してくれ!
それから5秒と経たないうちにショウゴの体が光に包まれていく。
ショウゴ:そうそう・・・小説といえば、本を管理するのにMediaMarkerというサービスが便利だ。自分の蔵書を管理しつつ、メモを残したり評価を付けたり、ステータスを管理したりもできるぞ!iPhoneアプリも用意されているので、いつでもどこでも自分の蔵書情報やウィッシュリストにアクセスできるし、更にはISBNのバーコードから本を登録もで・・・
そう、言いかけたところでショウゴはその場から消えてしまった。
ごりゅ殿:それ、だいたい言いたいだけちゃうの・・・
MediaMarkerで快適読書生活(基本編)
暦の上では晩秋ということもあり、最近どんどん日が短くなっていきます。秋から冬にかけての寒い夜には暖かい部屋で読書するというのもまた一興。そこで、今回は読書を快適にサポートするサービスMediaMarkerを基本編と連携編の2回に分けて紹介したいと思います。
■MediaMarkerとは?
MediaMarkerはかゆいところに手が届く強力な管理機能を持つメディア管理サービスです。
ストーリー中でも謎のヒーロー”ショウゴ”が機能の一部を紹介していましたが、MediaMarkerにはざっと思いつく限りでも以下のような機能的特徴があります。(他にもたくさんあるのですが、書ききれないので個人的に大事なところだけ抜粋)
【管理】
・本だけでなく、Webや電子書籍など様々なメディアを登録できる
・メディアに対して評価をつけたりやメモを残すことができる
・ウィッシュ、未読、読中、読了ステータスを管理できる
・メディアの購入日や読了日などの日付や購入金額も登録できる
・メディアに対してタグをつけて管理することができる
・ステータスや評価で表示する本を絞り込むことができる
【モバイル】
・iPhoneアプリでいつでもどこでもメディア情報にアクセスすることができる
・iPhoneアプリでバーコードからメディア登録を行うことができる
【連携/分析】
・紹介リンクやBLOGパーツを取得してBLOGなどに設置することができる
・登録数や読了数、購入金額などをグラフ化してくれる
・Twitterと連携したり、メールでレポートを送ってくれる
かつて大橋さんも紹介記事を書いている優れものです。
⇒読書のライフサイクルを統合管理するMediaMarker
■MediaMarkerを使って蔵書管理を行う3つのメリット
MediaMarkerを用いて蔵書管理を行うことで得られるメリットは
- 自分が読書に対してどういう行動をとったか可視化できる
- 自分が過去に読んできた本について分析を行うことができる
- 蔵書という本来は他人とシェアしづらいものをシェアすることができる
1.自分が読書に対してどういう行動をとったか可視化できる
いつどんな本を買い、どんな本を登録し、その時にどれだけのお金を使ってきたかなどの記録を残すことができます。そこから振り返りを行い、自分の記憶や知識を整理したり強化したりといったこともできるのです。
これはMediaMarkerというよりも、蔵書管理そのもののメリットといえますが、記録を残すことで容易に過去の読書経験を振り返ることができるようになります。例えば、半年前に読んだ本を思い出すことは容易ではありませんが、記録を残しておけばいとも容易く思い出すことができます。このときにあわせて簡単なメモやタグを残しておけば、そこから更に記憶をたどることができるようになるでしょう。
2.自分が過去に読んできた本について分析を行うことができる
例えば、自分が読んできた本を並べてみればある程度の分析を行うこともできるでしょうし、出版社別で並べ替えてみると意外に自分がダイヤモンド出版の本ばっかり読んでいたなんて傾向も見えるかもしれません。
また、ただ登録するだけでなく、タグ付けや評価を行っている人であれば、自分が★5つをつける本はどんな本か?数が多いタグはどれか?といった観点で自分の読書の傾向を分析することができるでしょう。
3.蔵書という本来は他人とシェアしづらいものをシェアすることができる
これがネット上のサービスで蔵書管理を行う最大の醍醐味といえるでしょう。本棚は口以上にものを言う・・ではありませんが、その人が何に興味を持っていて、どういったことを考えているかは本棚を見ることでなんとなくうかがい知ることができます。
例えば、大橋さんが普段どんな本を読んでいるかはシゴタノ!管理人の本棚を見れば知ることができます。本の著者や尊敬する人の本棚が覗けるなんてすごい世の中になったものです。
■MediaMarkerでできること
MediaMarkerでどんなことができるかを簡単に紹介しておきます。
管理画面
基本的なバインダー画面。ステータスや評価の他、出版社や著者、各種日付など様々な要素で絞込みをかけることができます。
未読⇒読中⇒読了であればこの管理画面からステータスを切り替えることができます。
登録画面
登録は本の名称を検索するほか、ISBN検索やAmazonの購入ページでブックマークレットを起動する方法などもあります。iPhoneアプリを用いればバーコード(ISBN)からメディアを登録することも可能です。
その他
登録されているメディアのステータスを集計したり、グラフ化することも可能です。
自分のAmazonアフィリエイトIDが設定されたブログパーツや紹介用リンクを生成することもできます。
iPhoneアプリ
iPhoneアプリ版のMediaMarkerでもWeb版と同様、様々な条件でメディア情報を引っ張り出したり、メディアを登録することができます。
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1.3 以降が必要
カテゴリ: ライフスタイル 価格: 無料
更新: 2010/11/09
参考図書
シゴタノ!メンバーの本棚
最後に
今回は駆け足になってしまいましたが、MediaMarkerがどんなものかをざっと紹介しました。次回「連携編」では、MediaMarker+Twitter+Evernoteの連携方法や、BLOGパーツの便利な使い方などを紹介したいと思います。
▼今週のPick APP!
先日、東京ライフハック研究会スタッフのRayさん(@sayobs)がiPhoneアプリをリリースしました。その名も「iOkinawa」。沖縄の女の子たちと楽しく沖縄の言葉を学ぶことができる素敵なアプリです。特にバイバイ編のフレーズが胸に突き刺さります。
無料アプリですので、興味を持たれた方はぜひお試しでDLしてみてください。
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.1 以降が必要
カテゴリ: 教育 価格: 無料
リリース: 2010/11/20
12月5日「第4回板橋リバーサイドハーフマラソン2010」に参戦予定ですが、思うようにトレーニングができておらずです。
後1週間でどこまで調子を上げられるか(というか、ウェイトを落とせるか)が勝負です。がんばります!
それと、すっかり告知が遅くなっていますが、東京ライフハック研究会の第4回は12月19日(日)に開催いたします。同日に忘年会も企画いたしますので興味をお持ちの方は是非ともご参加下さい! 告知は追って行いますので今しばらくお待ち下さい。
▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。