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Nature Remo 4台を10ヶ月使い続けてみて便利に感じていること

Nature Remo 4台を10ヶ月使い続けてみて便利に感じていること

大橋悦夫Nature Remo(ネイチャー・リモ)を使い始めてからまもなく10ヶ月(2019年8月19日に導入)。おもにエアコンの制御のために合計4台(オフィス、リビング、寝室、実家寝室)を稼動させています。

10ヶ月使ってみて、改めて便利だと感じていることをまとめてみます。

  • 出先からエアコンの制御ができる
  • アプリから各部屋の室温を確認できる
  • オートメーションで快適な室温を維持できる
  • IFTTT、アレクサ、Google Homeと連携できる
  • Nature Remoの弱点

出先からエアコンの制御ができる

iPhone(A)に専用アプリをインストールし、iPhone(A)とNature Remo本体(B)との連携およびNature Remo本体(B)とエアコン(C)との連携を行っておくことで、以後はこのiPhone(A)からNature Remo本体(B)を介してエアコン(C)を制御できるようになります。


現在、4台のNature Remoを以下の4室に配置しており、4室のエアコンを手元のiPhone1台で制御できています。

  • オフィス(エアコン)
  • リビング(エアコン)
  • 寝室(エアコン)
  • 実家寝室(エアコン、テレビ)

以下アプリのホーム画面に配置した「コントロール」ボタンで、任意の操作を行えます。


たとえば、左上の「自宅オフィス28度」のボタンは以下のような設定になっています。

▼「自宅オフィスのエアコン」を「冷房」、設定温度は「28度」、風量・風向は「auto」

ラジオのプリセットのごとく、各部屋のエアコンごとに設定しておくことでワンタップで設定通りの室温にしてくれるわけです。

Nature Remoの導入手順と設定方法については以下の記事で詳しく解説しています。

Nature Remoでエアコンの電源オンオフや温度調節の操作をいつでもどこでもiPhoneで、その導入手順と設定方法を解説します


アプリから各部屋の室温を確認できる

アプリのホーム画面は操作パネルであると同時に、各部屋の現在の室温を一望できるダッシュボードでもあります。

▼左上の青い数字が室温(右下の黒い数字は設定温度)


毎朝目覚めてすぐに、寝室で朝のルーティンを開始するのですが、その際にNature Remoのホーム画面でオフィスの室温を確認し、30度を超えているようなら急速冷房(設定温度を22度で冷房稼動)の“指示”を出しておきます。

こうすることで、オフィスに到着する頃には快適な室温になっています。

朝起きてから仕事を始めるまでのルーティン・2020年5月版


オートメーションで快適な室温を維持できる

オートメーションとは、設定した条件が満たされたら、既定の動作を行う、というものです(以前は「ルール」と呼ばれていました)。

たとえば、今のところ以下のようなオートメーションを活用しています。

  • 家を出たらエアコン切る
  • 家に近づいたら冷房オン
  • 家に近づいたら暖房オン
  • オフィスの冷房を通常に戻す
  • 寝室煮えたら冷房オン
  • オフィス冷えたら暖房オン

家を出たらエアコン切る

Nature Remoと連携しているiPhoneが設定エリアの圏外に出たことを感知すると、エアコンをオフにする、というものです。

試行錯誤のすえ、現在は3400メートルにしています。普段のランニング時(3400メートル圏内に収まる)にはオンのままに、バスや電車での外出時(3400メートル圏外に出る)にはオフにしたい、という要件があるからです。

ちなみにエリアの設定は以下のような刻みになっています(地図の拡大・縮小のタイミングで若干異なる場合があります)。

  • 100m
  • 200m
  • 300m
  • 500m
  • 700m
  • 1,000m
  • 1,500m
  • 2,300m
  • 3,400m
  • 5,100m
  • 7,700m
  • 11,500m
  • 17,300m
  • 15,900m
  • 38,900m
  • 58,400m
  • 87,600m
  • 131,400m

まだまだ行けますが、このあたりで。ちなみに東京を中心とする131,400m圏内は以下のような範囲となり、関東を離れない限りエアコンがオフにならない、ということになります。


家に近づいたら冷房オン

上記とは逆に設定エリアの圏内に入ったことを感知すると、エアコンをオフにする、というものです。

夏場は部屋がサウナと化していますので、圏内に入るなり急速冷房(設定温度を22度で冷房稼動)を開始します。部屋に着く頃には快適な室温になっています。

家に近づいたら暖房オン

同様の設定の冬バージョン。圏内に入ったら暖房をオンにします。


オフィスの冷房を通常に戻す

何度か出てきている「急速冷房」ですが、帰宅直後や風呂上がりなど、一気に室温を下げたい場合の一時的なブーストなので、落ち着いたら通常運転に戻したいものです。

Nature Remoがなかった頃は、リモコンで設定温度を変えていたのですが、Nature Remoであれば室温に応じて自動的に通常運転に切り替えることができます。

特に、風呂上がりに冷やしすぎて湯冷めしてしまう逆効果を防げます。

以下は、「室温が25度以下になったら、設定温度を28度に変更する」というオートメーション。


寝室煮えたら冷房オン

寝室が暑くなったら(=短い言葉で表現したかったので「煮えたら」)、冷房をオンにする、というものです。

時間帯を指定できるので、寝室に人がいる時間帯のみにしています(23:00~09:59)。

23時の時点で28度以上だったら冷房をオン。就寝する頃には快適になっています。


オフィス冷えたら暖房オン

冬場のみのオートメーションで、「寒いな」と感じる一歩手前で暖房をオンにする、というものです。

渇きや空腹と同様に、寒さもそれを感じてからでは手遅れなことがあるので、その一歩手前で対応するべく、これを自動化しています。

時間帯を指定できるので、オフィスに人がいる時間帯のみにしています(10:00~23:59)。

なお、季節ごとにオートメーション自体の○有効・×無効を切り替えています。

  • 家に近づいたら冷房オン → 夏場は○有効、冬場は×無効
  • 家に近づいたら暖房オン → 夏場は×無効、冬場は○有効
  • オフィスの冷房を通常に戻す → 夏場は○有効、冬場は×無効

たとえば、今年の3月20日に「家に近づいたら暖房オン」を無効にしました。


IFTTT、アレクサ、Google Homeと連携できる

Remoアプリ以外にも、IFTTT、アレクサ、Google Homeと連携することで、できることが増えます。

たとえば、Nature Remoには照度センサーがあり(miniにはない)、これを使うことで「部屋が暗くなったらライトをつける」といった自動制御が行えます。

Nature Remoをセンサーとして活用できるわけです。

▼自宅オフィスがッ

▼暗くなったらッ

▼ライトをッ

▼点けるッ!

設定完了。

ちなみにライトの制御はMerossというスマートプラグと専用アプリを使っています。



アレクサの定型アクションやGoogle Homeのルーティンに組み込むことで、声でエアコンのオンオフを指示できたり、指定時刻になったらエアコンをオフにしたり、といった自動化も可能です。

たとえば、アレクサに「おやすみ」と言うと以下の3つのアクションを実行してくれます。

  • オフィスのサーキュレーターをオフ(スマートプラグ)
  • オフィスのライトをオフ(スマートプラグ)
  • オフィスのエアコンをオフ(Nature Remo)

サーキュレーターとライトとエアコンを個別にオフにする手間を一言で済ませることができます。

仕事を終えてオフィスを後にするときに守衛さんに一声かける感覚です。

Nature Remoの弱点

いろいろと良いところばかりを書いてきましたが、当然Nature Remoにも弱点があります。

まず、Wi-Fiがないと動かなくなること。

昨年10月の台風直撃の際、自宅のネット環境が一晩断線したのですが、その間はNature Remoもダウン。久々にエアコン付属のリモコンを手に取りました。

次に、オートメーションの条件設定がシンプルすぎること。たとえば、「室温が○度以上かつ家に近づいたとき」という複数の条件の指定ができないのです。

それゆえに、上記で書いた通り夏場と冬場でオートメーションの有効・無効を手動で切り替えるなど「運用でカバー」する必要があります。

今後のアプリのアップデートで解消されるかもしれません。

なお、これまでのRemoアプリのアップデート履歴(捕捉している限り)は以下の通りです。

#Nature Remo