※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

iPhone Xの画面全体が緑色に点滅したら修理にはいくらかかるか? 時間はどれくらいかかるか? どうすれば予防できるか?



大橋悦夫ある朝、いつものようにiPhone Xの操作をしていたら、不意に画面の左上部分に鋭い緑色の閃光が走りました。

一瞬のフラッシュ。

即座に「これは何かまずいことが起きているのではないか?」と身構えますが、ときすでに遅く、またたく間にiPhone Xは以下のような状態に。



グリーン・フラッシュ とでも名付けておきましょうか。

結論から言うと、ひとたびこのグリーン・フラッシュに陥ってしまったらもうお手上げです。

修理に持ち込むしかありません。

ということで、

  • グリーン・フラッシュに遭遇したときに絶対にやってはいけないこと
  • 修理にいくらかかるのか?
  • 時間はどれくらいかかるのか? 
  • 予防するにはどうすればいいか?

について、まとめました。

グリーン・フラッシュに遭遇したときに絶対にやってはいけないこと

  • 結論:スリープボタンを押してはいけない

ケースバイケースだとは思いますが、グリーン・フラッシュは液晶パネルの故障であり、画面が見えていないだけでそれ以外の機能は正常に稼動しています。

グリーン・フラッシュのさなかでも、うっすらとロック画面が見えていて、通知が来ているのが分かります。

でも、ハッキリとは見えないので内容は確認できません。

いつものように画面を下から上にスワイプしてロック解除の操作を試みますが、Face IDの認証は機能していない様子ですし、パスコード入力しようにも画面が見えません。

だいたいの位置でパスコードをタップしてみますが、そもそもパスコード入力待ち状態なのかも確認するすべがないので、「当たる」わけがありません。

それならば、と電源をいったんオフにするべくサイドボタン(本体右側のボタン)と音量ボタン(本体左側、上げる・下げるどちらでも)を同時に長押し、を試します。

後述しますが、これはやらないほうが良かったです。

「電源をオフにし、再度オンにすれば問題は解決するだろう」という、ある程度iPhoneを使い続けている人なら抱きがちな楽観的な見通しがここではアダとなるのです。

現実は、電源を再度オンにしてもグリーン・フラッシュは治らず、むしろロック解除ができないためにバックアップを取る道も閉ざされました(PCに接続してバックアップを取る際、iPhoneのロックを解除する必要があるため)。

グリーン・フラッシュ発生直後で、画面がまだロックされていない状態であれば、PCにケーブルで接続し、PC側の操作でバックアップを取ることはできたかもしれません。

僕自身はグリーン・フラッシュ直後に反射的にサイドボタンを押して画面をスリープさせてしまった(画面では確認できませんが)ために、この時点で上記のバックアップはできなくなりました。

この事実に気づくのはだいぶ後になってからのことでしたが。

そして、不幸中の幸いにして免れることができたのが「パスコード入力に10回失敗 → データ消失」です。

画面が見えないだけに、焦っていろいろ操作をしているうちに知らぬ間にパスコード入力に10回失敗し、データがすべて消去されてしまう、可能性があるのです(ただし、初期状態ではこのオプションはオフになっているので、意図的に設定していない場合は消去されることはありません)。

▼設定 → Face IDとパスコード → 画面一番下までスクロール


ということで、前置きが長くなりましたが、グリーン・フラッシュに遭遇したらスリープボタンを押してはいけない、ということです。

バックアップが取れなくなるからです。

僕自身は前述の通りバックアップは取れなくなりました。

修理にいくらかかるのか?

  • 結論:3万円

もはや自力での復旧は困難なことが分かったので、まずは「iphone ディスプレイ 緑 点滅」で検索。

結果、今まさに手元で起こっている症状が世界各地で発生していることを目の当たりにするとともに、修理に出す以外の選択肢が存在しないことを受け入れることになりました。

不幸中の不幸として、そしてこれは覚悟の上でのことなのですが、僕はAppleCare+には加入しないことにしているので、修理には満額かかることになります(後述しますが、今回はAppleではない修理業者に依頼しました)。

今回の修理内容は「液晶パネル交換」。

Appleの公式サイトによると、iPhone Xの「画面の修理」にかかる料金は以下の通り(すべて税別です)。

  • AppleCare+加入の場合 → 3,400円
  • 加入していない場合 → 31,800円

料金は10倍も多くかかります。

なお、AppleCare+はiPhone Xの場合は22,800円(iPhone XSも同様)。



つまり、実質26,200円ということで、差額は5,600円となります。

これまで10台以上のiPhoneを使い続けてきて修理に出すのは初めてだったので、「やっぱりAppleCare+に入っておけば良かった」とは感じませんでしたが、このあたりは価値観の違いかと思います。

詳細は後述しますが、僕自身は今回の修理に3万円を支払いました。

時間はどれくらいかかるのか?

  • 結論:30分間

一刻も早く修理を済ませたかったので、ここは自己責任でAppleではなく一般の修理業者に依頼することにしました。

調べてみて驚きましたが、渋谷駅周辺という条件もありつつ、修理業者は本当にたくさんあって選ぶのが大変でした。

その中で、

  • ウェブから予約ができる

という一点のみでとある修理業者に依頼。9時過ぎにウェブから予約して、11:00~12:00の枠を確保し、渋谷に向かいます。

少し早めの10:55に到着しましたが、すぐに対応してもらえました。「1時間ほど」と言われましたが、外は暑いのでお店のロビーで待たせてもらうことに。

約30分後の11:27に修理が完了したことを告げられ、何ごともなかったかのように画面が元通りになったiPhone Xを受け取りました。

▼修理業者は以下がおすすめです。
安心の修理実績80万台超!【iPhone修理アイサポ】


予防するにはどうすればいいか?

  • 結論:iPhoneを落下させないこと

原因と思われることは、iPhoneを何度か落下させていたことです。

地面に落としたことはないのですが、自宅にいる際に、机の上から床に落下させたことは何度かありました。

ケースを着けていましたが、衝撃は徐々に蓄積されていたようです。

画面にヒビが入っているわけでもなく、見た目には分かりませんが、疲労骨折のように内部のパネルが損傷を受けていたのでしょう。

それが、ある朝に不意に臨界点を超えて、グリーン・フラッシュを引き起こす…。

修理が終わった際、担当の方から「フレームの一部がやや歪んでいるので、今後、防水の精度が下がるかもしれません」と言われました。

この歪みはくり返し落下させることで生じたものと思われます。

画面にひび割れが確認されなかったとしても、内部にダメージが蓄積されていることはあるわけです。

以上、同じ症状に遭われた方、同じ症状を未然に防ぎたい方の参考になれば幸いです。

▼もしもに備えて、年間最大10万円、3端末まで補償してくれるモバイル保険に入っておくのもいいかもしれません。