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「決心する」は動詞ではない

6 powerful “look into” verbs (+ 1 to avoid)

この記事では、何かを検討段階から実行段階に移そうとする時に役に立つ6つの動詞と、役に立たない1つの動詞が紹介されています。

まず、役に立つ動詞とは以下の6つです。

 1.ネットでざっと調べる(web-research)
 2.ブレストする(brainstorm)
 3.詳しそうな人にメールする(email)
 4.詳しそうな人に電話する(call)
 5.タスクとして切り出す(agenda)
 6.始める(write)

そして、役に立たない動詞とは、

 1.決心する

確かに「決心しよう!」と思っても、具体的に何をしたら良いかが分からなければ手も足も出ません。「決心する」はプロセスではなくゴールに過ぎない、ということでしょう。それゆえ「決心する」を「動詞」と呼ばないようにするべし、というのがこの記事の主旨です。

代わりに、先に挙げた6つの行動を1つ1つこなしていくこと。それが「決心」というゴールに近づくための唯一(唯六?)の手段となるわけです。

 ●「決心する」は、具体的な行動ではない
 ●「決心する」は、何らかの行動の結果に過ぎない
 ●必要な行動が積み上げられさえすれば、おのずと「決心する」に導かれる
 ●行動の結果生まれてきた元気な“赤ちゃん”に良い名前をつけよう
 ●赤ちゃんは「生む」のではなく「生まれる」のだ

「決心する」こと以外にも、行動に直接つながらないのに動詞の振りをしている言葉はたくさんあります。

例えば、

 ・やる気を出す
 ・早起きする
 ・転職する
 ・結婚する
 ・禁煙する

いずれも、結果として「生まれる」ものと言えるでしょう。究極は「生きる」でしょうか(そして、これらは思考停止語でもあります)。

ちなみに、この記事に寄せられているコメントの1つに以下のようなものがありました。

To quote Sir Francis Bacon: Reading maketh a full man, conference a ready man, and writing an exact man.

これは、フランシス・ベーコンの言葉で、日本では「読書は充実した人間をつくり、会話は機転の利く人間をつくり、執筆は緻密な人間をつくる」と訳されています。

上記の6つの動詞は、すべてこの3つのステップに割り当てることができます。やるべきことが分かっているのに、なかなか行動が開始できないのは、無意識のうちに「生まれる」のを待ってしまっているからかも知れません。

原文はこちら