本日7月8日(土)に第72回となるタスク管理ワークショップ「タスクカフェ」を開催しました。2011年8月にスタートして以来、毎月欠かさず、72ヶ月間連続で開催し続けています。
今回のテーマは、「プロジェクトを進めるための“記録”の活かし方」でした。
ご参加いただいた方からはさっそく以下のようなご感想をいただいています。
一つのプロジェクトでも、フェーズによってクエスト型、パズル型に分類でき、各々でタスクの進め方が異なるとの講義に納得しました。自分はすべてのプロジェクトをパズル型のように、最初に出口までの経路を決め、なんとしてもその通りに進める事がタスク管理と勘違いしていた事に気づかされました。
そして、ワーク時間で自身のプロジェクト内のタスクをクエスト型とパズル型に分解してみました。これがどう影響するのか、次週から体感してみます。
プロジェクトには2つの種類があるということを教えていただき非常に参考になりました。プロジェクトがクエストなのかパズルなのか意識すること。
私の場合は、性格上なるべくパズル型にもっていくことによってより仕事のストレスが軽減できるような気がしました。
当日のセミナー動画は追って、タスク管理トレーニングセンターにて公開予定です。
タスクカフェとは
タスクカフェは、主宰の大橋悦夫とそのパートナーの佐々木正悟による、タスク管理に関するワークショップです。2011年8月より毎月欠かさず開催しています。
メニューは以下の通り。
- レクチャー(大橋と佐々木より)
- 質疑応答
- 個別相談
前半に大橋と佐々木より毎月のテーマに沿ったレクチャーを行い、質疑応答を挟んで、後半は個別相談タイム。受講者お一人ずつ、大橋または佐々木と一対一でご相談をお受けしています。
受講者全員の方のご相談にしっかり時間をとってお答えしたいので、現在のタスクカフェの定員は6名となっています。
個別相談で初めて解決する課題
レクチャーの後に質疑応答の時間があるのですが、受講者6名とはいえ「こんな個人的なことを質問するのは気が引ける」とか「あまりにも初歩的な内容なので恥ずかしい」といった理由で、質問したくてもできない、という方が意外と多いということが分かりました。
それが分かったのは、この個別相談を始めてからのことです(当初は個別相談の時間は設けていませんでした)。
例えば、これまでに以下のようなご質問・ご相談にお答えしてきています。
- スケジュールを立てるのが苦手なのだが、何から改善していけばいいか?
- クローズリストができあがった状態で、1日の仕事を始めることができない。
- 上司から話しかけられたり部下のサポートをしたりでなかなか集中して取り組めない。
- タスク数が多くなったとしても今以上に細分化するべきか?
- 仕事で、1日の時間の使い方が定まっておらず、時間を持て余してしまう。
- 自分のTaskChute2の使い方が正しいのか?に自信が無いため、記録と予定の入力内容をチェックして欲しい。
- 突発的なイベントで予定が総崩れになった場合に、翌日以降のタスクを組み直す時間の確保自体が難しく、ペースが定まらない。
- TaskChuteの記録が途切れてしまった後、記録を再開する際の、気持ちの切り替え方。
- 日々の緊急案件に振り回されて、何ヶ月も前から抱えている重要なプロジェクトがいっこうに進まない。
- タスクを実行しながら、新たなタスクが次々に生まれてしまう。
- 独立して1年、OmniFocusでGTDに取り組んだものの、収集ステップから先に進めず挫折。ここから先はどうすればいいか?
いずれも、「こうすればOK」という唯一の正解のない課題ばかりです。個別にお話をおうかがいしながら、どのように進めていくのがベストなのかを探っていくしかありません。
こちらからもご質問をさせていただき、その中から「実は本当の課題はこういうことなのではないか?」という、ご本人にも見えていなかった問題が明らかになることもあります。
このようなわけで、「個別」にしっかりと時間をとって、お答えしています。
次回のテーマ:たすくま「超」入門講座・2017年版
そんなタスクカフェですが、次回のテーマは、「たすくま「超」入門講座・2017年版」です。
タスクシュートのiPhone版「たすくま」について2017年現在最新の活用法を入門レベルから実践レベルまで詳しく解説します。
タスクカフェでは、これまでにも「たすくま」をテーマに開催したことがありますが、「たすくま」のリリース(2014年7月15日)から3年がたち、「つい最近使い始めたばかり」という方も少なからずいらっしゃるかと思います。
そこで、改めて「タスクシュートの基本的な考え方」をお伝えしたうえで、「たすくま」を無理なくスタートさせるための最低限の設定と操作知識を解説します。
また、すでにお使いいただいている方むけには、新たに追加された機能・手間の少ない操作方法・意外と知られていないちょっとした工夫、などなど時間の許す限りご紹介いたします。
「たすくま」の導入を検討されている方はもちろん、「たすくま」の真価を引き出しきれていないのではないかとお考えの方も、ぜひご参加ください。
好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。
» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷
これまでのタスクカフェのセミナー動画を公開中です
タスクカフェは東京(渋谷)でのみ開催しているため、地理的にご参加が難しいという方、あるいは日程的に厳しいという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、オンラインコミュニティ「タスク管理トレーニングセンター」を開設しました。
タスク管理トレーニングセンターとは?
「タスク管理トレーニングセンター」は、タスク管理にまつわる以下のような課題に取り組みます。
- いろいろな本を読んだりセミナーを受けたが自分なりの方法が確立できていない
- こちらの業務環境や状況に合わせて客観的なアドバイスをして欲しい
- 誰に質問していいのか分からない
- どのツールが自分に合うのかが分からない
- TaskChute2で「こういうこと」をしたいが方法が分からない
- たすくまで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
- TaskChute Cloudで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
- この使い方で合っているか不安
- もっといいやり方があれば教えて欲しい
- 他の方とタスク管理に関する課題を共有したい
これらの課題の解決のために以下のようなメニューをご用意しています。
- タスク管理アプリの開発者とタスク管理のエキスパートがあなたのご質問にお答えします
- 一般非公開のコミュニティで他の参加者の方と課題を共有できます
- タスク管理の考え方・やり方の理解を深めるためのレクチャー動画をご覧いただけます
ご質問にお答えするのは、TaskChute開発者の大橋悦夫、たすくま開発者の富さやか、TaskChute Cloud開発者の松崎純一、そして、タスクシュート歴10年の佐々木正悟の4名です。
また、毎月のタスクカフェのレクチャー内容を動画で公開しています。
これまでにお答えしているご質問や現在公開中のレクチャー動画については、以下のページにて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。