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BT051:Evernoteにはネタもラフも入れない



佐々木正悟これはブログを書く方法論というよりEvernoteの使い方めいた話になってしまいますが、Evernoteには原則としてネタを入れるよりログを入れるようにすると整理しやすくなります。ネタは大橋さんが言うとおり即座に「下書き」にした方がいいでしょう。

仕事ではとにかく最初の取りかかりができるかどうかがすべてを握っていますが、それはブログでも同じことなのです。

まずは画像だけ用意して、あるいは書けるところまで書いて「下書き」に保存してしまう。

そうすることで先鞭をつけることができますから、サラの状態から書き始めるよりもずっと楽に書くことができます。

シゴタノ! BT050:ブログのネタが浮かんだらEvernoteにメモするより先に「下書き」に入れてしまう

デジタルに物理的な距離というものはありませんから、距離があるとすれば決まって心理的な距離です。「あの村までは遠いなあ」といいながらドラクエをやっているようなものです。

ブログネタがEvernoteに入っているというのは、それだけ心理的に遠くにネタがあることになります。Evernoteでブログを書く人は別かもしれませんが、最終的にはブログ編集画面の「下書き」にのるわけですから、なるべくそこにネタも画像もあった方がいいわけです。

エディタやブログエディタをお使いであれば余計にそうで、私はネタもラフも極力「書くツール」に直接放り込んでおきます。「その続き」から書くことができるからです。これは心理的なハードルを下げることにつながるわけです。

Evernoteにログを保存して整理しておく

そもそもネタというのは整理に値しません。Evernoteというのは「永久保存」向きのツールなのでネタをわざわざEvernoteに入れるまでもないと思います。私も書籍の原稿のネタなどがEvernoteに入りはしますが、それは他に行き先がないからであって、すぐ使うネタであればEvernoteには入れないのです。

使うかもしれないし、使わないかもしれないが、一応とっておく。それは保存する価値の低い素材です。もちろんそれも「念のためにEvernoteに入れておく」ということはありますが、Evernoteで意識的に保存し、後のために整理しておきたいのはログやコンテンツの方です。

ブログで利用した画像やセミナーのスライドで利用した図表など、ファイルの中に入れっぱなしにしておくと、とても探すのが面倒になります(これも心理的な距離感なのですが)。

どんなプロジェクトのために、どのような内容のことを書いたのか、とりあえずでもタグ付けして保存しておけば、「深い」(これも心理的な意味ですが)階層のフォルダにあるファイルなどよりはよほど探す気になれます。