シゴタノ!では、これまでに3回、オペラグラス(双眼鏡)を紹介しています。双眼鏡の場合、大は小を兼ねないので、出かけていく場所と用途に合わせて、徐々に増えていきました。
- 軽くてお洒落な日常使いのオペラグラスNIKON「遊」
- ファッションと実用を兼ね備えたNikon「ACULON T51 8×24」
- 視界が明るく倍率もちょうど良くて見やすいVixenの双眼鏡「Saqras(サクラス)」
現在、最もよく利用しているのが「Saqras」です。その可愛らしいコンパクトボディと、視野が広くて軽いのがとても気に入っているからです。ところが、東京ドームに行くとなれば、手持ちの双眼鏡の中で最高倍率のACULON T51の8倍でも遠すぎます。そこで、いろいろ調べて、ACULONの上位機種「T11」を購入することにしました。
T11は、8倍から24倍まで無段階変倍が可能とのこと。色は、ブルー、ホワイト、ブラック、レッドの4色あります。
» Nikon Sport Optics公式サイト ACULON T11 8-24x25
手元で見てみると、やはりそれなりに重量と大きさがあります。
ストラップとケースも付いているので、追加で用意するものはありません。
» Nikon ズーム双眼鏡 アキュロンT11 8-24×25 ポロプリズム式 8-24倍25口径 ホワイト ACT11WH
さすがに、扱いやすい! 接眼目当ての部分は、回転して繰り出すタイプなので、調節がしやすく快適です。キャップも付属しており、ケースから出したり入れたりする際、つい触ってしまって汚れないようになっています。
倍率の変更は、本体中央にあるレバーを移動させるだけなので、レンズで向こうをのぞいたまま、変更できます。
東京ドームのスタンド席の後方から中央を24倍で見ると、肉眼では小指の第2関節くらいまでのサイズでしか見えない人が、その表情までなんとか見える、程度には大きく見えました。期待しすぎてはがっかりするかもしれませんが、ぎりぎりで手ブレせずに表情が確認できる、といった感じでしょうか。
おそらく、これ以上のズームでは、手ブレがひどくなり、視界に対象を捕らえるのが困難になるでしょう。8倍〜12倍あたりが、最も快適に見られる範囲でした。
ケースには、開いた状態で入れますが、手で持つ部分(目に当てる部分)は、グッと下向きに折れるようになっているので、目の幅に合わせてT11の幅を変えれば、より快適に見られます。
コンサートなどで使うことを目的に買ったのですが、近所のビルの屋上に来る、鳴き声のかわいい小さな鳥などを見るときにも役立っていて、広い動物園などで使うのにもいいかもと思いました。
» Nikon ズーム双眼鏡 アキュロンT11 8-24×25 ポロプリズム式 8-24倍25口径 ホワイト ACT11WH
▼海老名久美:
フィーリング重視のテクニカルライター。個人ブログは「SPEAQ」。
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