あの「マニャーナ」が完全版としてリニューアルしました。
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タスクシュートを使っている人、または興味をいだている人ならば、必読書です。少なくとも『7つの習慣』よりは優先して読むべきです。
とは言え、タスクシュートや「マニャーナ」の考え方に精通している人であれば、本書を精読する必要はありません。ざっと読んでみて、気になるところをじっくり読み直す、といったくらいで充分です。
「マニャーナ」の考え方に精通しているかどうかは、本書冒頭に登場する「18のキーワード」をおさらいしてみましょう。18のうち、いくつのキーワードがすぐに納得できるかどうかで、「精通レベル」がわかります。
18個すべての考え方に同意はできないかもしれませんが、その場合でも、「自分にはこういう考え方があるから、この部分については他のアプローチでOKだ」と言えるかどうかで判断できます。
ここに18のキーワードだけ、列挙しておきます。これは、「マニャーナ」ではもちろんのこと、「タスクシュート」でも有効な概念ばかりです。
『マニャーナの法則』、18のキーワード
- クローズ・リスト
- オープン・リスト
- チェック・リスト
- コミットメント
- 本当の仕事
- 忙しいだけの仕事
- バッファー・ゾーン
- マニャーナの法則
- タスク
- プロジェクト
- タスク・ダイアリー
- デイリー・タスク
- ファースト・タスク
- TO DOリスト
- WILL DOリスト
- ダッシュ法
- 期限の効果
- ラベリング
このリストのうち、著者はたとえば「クローズ・リスト」がよくて「オープン・リスト」はダメだといっているのです。また、「チェック・リスト」はよくて「TO DOリスト」はよくない、といっているのです。
このあたりの事情が「?」であれば、「マニャーナ法則」がよく理解できていない、ということになるでしょう。
最後に「タスクシュート」と「マニャーナの法則を読むこと」の間には、重要な違いがあります。前者はツールであり、後者は説明なのです。個人的には、タスクシュートというツールを使うことによって、気がついたら「マニャーナの法則」を体得している、というのが理想的なように思います。
ツールに習熟した上で「マニャーナ」を読み直して、頭を整理するという流れが、おそらく最高でしょう。
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