ニュース、ブログ記事、Webページなど、検索できるページの中に、指定したキーワードが登場したら通知されるようにしている人は多いと思います。自社製品や自著について通知されるようにしている人もいるでしょうし、私のように好きな芸能人のニュースを追ってる人もいるでしょう。
無料で利用できるツールから、有料のものまで、いろいろ試してきましたが、現在、比較的満足している方法は、次の2つです。
Googleアラートは、最もポピュラーな方法ですね。メールまたはRSSから配信方法を選択できる上、配信頻度や配信内容の関連度の高さまで細かく設定できます。Webサイト、ニュース、動画など、ソースも選択できます。普通は、これだけでも十分だと思いますが、Google検索には引っかからないWebサイトも結構あるのです。
その場合は、IFTTTでRSSを直接指定して、通知を作成します。IFTTTのFeedチャンネルに、「New feed item matches」(新しいフィードが以下のキーワードに一致したら)というトリガーがあるので、このトリガーを利用して、キーワードを指定し、iPhoneに通知を出すようにしたり、Evernoteに自動でノートを作成したりしています。
ところがここに、3番目に良さそうな方法が登場しました。「Feedbin Notifier」iOS版アプリです。
Feedbinは、月額課金制のRSSリーダーサービスです。Googleリーダーなき後、FeedlyにするかFeedbinにするか悩みました。
その頃のFeedbinには、機能的にもデザイン的にも、あまり魅力を感じなかったので、結局FeedlyをメインのRSSリーダーとすることにしました。しばらくFeedbinのことは忘れていたのですが、先日、そのFeedbinから「Feedbin Notifier」という新しいアプリが登場したのです。
Feedbin Notifierは、すでに自分がFeedbinに登録しているフィード内を検索して、指定したキーワードがあれば通知してくれるアプリです。
たとえば、ニュースサイトのフィードを登録してあっても、そのニュースサイトのニュースをすべて読みたいわけではありません。普通は、いちいち目で確認して、自分が気になるキーワードの記事がないかどうかを確認する必要があります。Feedbin Notifierは、この手間をなくしてくれるのです。
Feedbin Notifierの設定画面で、キーワード、タグ、フィードを指定します。キーワードの入力欄は1箇所しかないので、複数のキーワードを指定する場合は「OR」で単語を区切って入力します。RSSリーダーにも登録しているものの、通知のためだけにIFTTTにもフィードを登録しているレシピは、これに替えてもいいかなと思いました。
この分野はニーズがあるようで、他にも、「Readery」というiOS版アプリが出ています。こちらはまだ、ちゃんと動作を確認できていないのですが、複数のRSSリーダーサービスに対応しているので期待大です。
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常に追っていたいニュースが増えるほど、関係のないニュースが目に入らないようにしたいもの。技術的には難しいことではないと思うので、もう少しツールの選択肢が増えるといいなと思います。
こうしたツールやサービスの組み合わせについて、特に、Macを中心にして紹介する新連載が、BizzineというWebサイトで始まりました(Mac Hack ―Macの「超効率」仕事術)。佐々木正悟さんと共同執筆していますので、ぜひお読みください。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。
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