「その仕事はタスクですか? アイデアですか?」
自分で思いついた仕事や上司から依頼された仕事など、その全てを実行していたら時間がいくらあっても足りないですよね。
ですから、意識するしないに関わらわず、私たちはいくつかの仕事に関しては手を付けずにやり過ごしています。
しかし、「手を付けない仕事」の選択を間違うと、後で痛い思いをします。
ここで「手を付けない仕事」をより正確に、意図的に選択するためのカギとなる質問が「その仕事はタスクですか? アイデアですか?」です。
タスクに手を付け、アイデアを保管する
タスクとはやるべき仕事であって、多くの場合「目的と期日が明確な仕事」です。
アイデアとはできたらいいなと思える仕事であって、多くの場合「重要性が低いか、期日が不明確な仕事」です。
自分が担当することになった仕事がタスクなのか、アイデアなのかを見極め、タスクに手を付け、アイデアに関してはメモを残して保管するようにします。
アイデアに関するメモを残す意味は、アイデアは後からタスクに変化することもあるためです。そのときに当時その仕事を着想した背景や仕事の目的が記録として残っていると役に立ちます。
タスクとアイデアを見極めるポイント
業種によってある程度慣れも必要かと思いますが、基本的なポイントは以下のとおりです。
- 目的は何か?
- 期日はいつか?
- 翌日改めて考えても重要か?
タスクの定義は「目的と期日が明確な仕事」としていますから、仕事の目的と期日は必ず確認する必要があります。
翌日改めて考えても重要か?という部分については、特に上司や他人から言われた仕事について考えたい部分です。
私も含めて、上司は良かれと思って思いつきで物事を言う傾向がありますので、言った本人はそれほど重要に思っていないこともあります。
ですから、翌日以降に改めてその仕事の詳細について相談すると「あ、やっぱりそれはいいや」などの反応が帰ってきて、タスクと思っていた仕事が減ることはよくあります。
うまく見極めて労働時間を短縮しよう
冒頭でも書いた通り、すべての仕事に手を付けていたら時間がいくらあっても足りません。
働けるだけ働いてやり残した仕事を捨てていくスタイルも一利あるものの、できることなら主体的に仕事を取捨選択していきたいものです。
そうすることは労働時間の短縮にも、仕事の質の向上にもつながりますから、タスクとアイデアをうまく見極める習慣をつけることはおすすめです。
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最近、自宅での作業用BGMにはだいたいジャズを聞いています。その中でもビル・エヴァンスのピアノジャズがかなりのお気に入りです。
歌が入っておらず、落ち着いたピアノの楽曲であるため、集中を乱さずに快適な空間を提供してくれます。
CDであればこのアルバム、デジタルミュージックであればこちらの89曲収録アルバムがおすすめです。落ち着いた作業用BGMをお探しの人はぜひお試しください。
▼浜中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。
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