8月末に、監修を担当させていただいたムック本が発売となりました。
» 超メモ術 ―ヒットを生み出す7つの習慣とメソッド (玄光社ムック)
本書は大きく二部構成になっており、Part 1は、私が担当した「アイデア発想のための7つの習慣とメモメソッド」、Part 2は、文具王こと高畑正幸さんが担当した「アナログ&デジタル おすすめメモツール」が展開されています。
私が紹介したメモメソッドは以下の7つ。
- ユビキタスキャプチャー
- コーネル式ノート
- マインドマップ
- マンダラート
- アイデアトリガーカード
- KJ法
- アイデアマラソン
単に「メモ」するだけでなく、メモしたものをいかにして活用するのかの視点も合わせてメソッドを選びました。
それぞれのメソッドは4ページでコンパクトにまとまっています。その代わり、詳しい掘り下げはできていません。全体像を俯瞰するような感覚です。それでもメソッドを知る入り口としては十分に機能してくれるでしょう。
Part 2
Part 2は、文具王によるメモツールの紹介です。
私も文房具好きなので使ったことのあるツールも多かったですが、こんなものもあるんだと驚かされたものも少なくありません。特に「貼って剥がせる付箋 模造紙」は大いに気になりました。机の上がメモ帳になる、というコンセプトに惹かれます。
また最近、普段使いのノートに悩んでいるので、Access Notebookも気になりました。サイズ感がちょうど良さそうな雰囲気です。今のノートを使い終えたらチャレンジしてみようと思います。
ちなみに、本文中に文具王も書かれていますが、メモに関しては自分の使いやすいツールを選択するのが一番です。というか必須かもしれません。メモは「機動性」こそが要なので、便利そうだけど使いづらいツールを選択するとあまり機能しません。いろいろお試しで触ってみるのがよいでしょう。
さいごに
監修した本ということで、厳密には「私の本」とは言いづらいのですが、メモ・ノートの技法やツールについてざっと知るには最適な一冊となっています。
デジタルツール一辺倒という方は別ですが、アナログツールを使っている、あるいはアナログツールも使っているという方は、書店で見かけた際にパラパラとご覧ください。
» 超メモ術 ―ヒットを生み出す7つの習慣とメソッド (玄光社ムック)
▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。