次のような方は、ぜひチェックください。
- 自分で「本」を作ってみたい人
- ナレッジワーカーか、ニッチな趣味を持ってる人
- EPUBとかよく分かってない人けど電子書籍に興味ある人
きっと、次なるチャレンジの手助けになるでしょう。
自分で「本」を作ってみたい人
本連載は「R25世代の知的生産」です。
これまで、若い世代のアウトプット先といえば「ブログ」に限定されていました。ブログはもちろん有効なのですが、選択肢は複数あった方がよいでしょう。現代では、セルフパブリッシング、つまり「電子書籍」を作ることも大きなアウトプット先です。
本書内でも解説しているように、ブログの向いている方向と電子書籍の向いている方向は似ているようで完全に重なってはいません。「本」には本の特性があります。
アイデアはあるけど、「本」ってどうやって作っていったらいいのかわからない、という方向けのノウハウを詰め込みました。
ナレッジワーカーか、ニッチな趣味を持ってる人
宝の山、とまでは言いませんが、きっと価値ある情報をお持ちだと思います。
「いやいや、そんなものないよ」
という方に言えることは、「自分の当たり前は、他人にとっての当たり前とは限らない」ということ。付け加えれば、「価値とは、<見出される>ものだ」という言葉です。
あまり有名でないブログでも、ちょっとびっくりするぐらい面白い記事を書いる方はたくさんおられます。そうした情報やコンテンツは単にネットに出すだけではなく、フラグメント化したものをコンテキストを持って整えると、価値ある情報へと変化しはじめます。
もちろん、それがメガヒットするわけではないでしょうが、商業ベースの紙の本に乗らないようなコンテンツが活きる舞台がセルフパブリッシングです。
EPUBとかあまりよく分かってない人
なんか小難しい知識が必要ではないか、とお考えかもしれませんが、それは大丈夫です。私も、あまり詳しいことは分かっていませんが、立派にKDPで本を作ることができました。
もちろん詳しい知識を持っていれば、より良い本を作れることは確かです。が、はじめからハイレベルすぎることを目標にすれば、挫折してしまうのは目に見えています。
とりあえずパソコンが操作できて、インターネットに接続できるならば、問題なく本作りにチャレンジできます。
さいごに
「勇者の気持ちを味わいたければ、ありったけの気力をふるって、勇者らしく振舞うことだ」
とは、ウィリアム・ジェームズの言葉です。この言葉をモジれば、
「作家の気持ちを味わいたければ、作家らしく振る舞うことだ」
となるでしょうか。
作家らしく振る舞うとは、毎日原稿を書いたり、ネタになりそうなものを血眼で探したり、感想や評判からフィードバックをもらったり、といったことでしょう。それを続けていけば、自然と作家と呼ばれる人たちが持つスキルに徐々に近づいていく。そういうことはありそうです。
現代では、誰かの許可や審査やGoサインを待つことなく、作家らしく振る舞うことができます。あとは、実際にやるかどうか。それにかかっています。
Follow @rashita2
ようやく告知ができました。我ながら面白い本になったと思います。独特というかなんというか。もちろん役に立つノウハウも入れ込んであります。よろしくお願いいたします。さて、そろそろ次の企画もまとめていかないと・・・。
▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。