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余裕がない人ほどタスク管理を行なってほしい理由

By: Gabriel Rojas HruskaCC BY 2.0


濵(はま)中省吾みなさまはじめまして!
本日から木曜日を担当させていただくことになりました「濵(はま)中省吾」です。化学系メーカーで研究職として働きつつ、タスク管理・Evernote・生活の知恵に関するブログ「はまラボ」の運営をしています。

はまラボ | タスク管理・Evernote好きのブログ


連載名の「オフィスサーファーの仕事術」とは、仕事の波に自分をまかせつつ、かといって飲まれることもなく自由に行動し、それでいて仕事もしっかり任せてもらえる「オフィスサーファー」という働き方を知ってもらいたいと思って名付けました。

きちんと仕事をしつつも自由であり続けるオフィスサーファーとして生き抜くために、タスク管理は大変役立つ技術です。しかし、そもそも私はなぜタスク管理を行なうようになったのでしょうか?

やるべきことに押し潰され、何もかも苦しかったあのころ

私がタスク管理をはじめたきっかけは「現状をどうにかしたい」という強い気持ちでした。

タスク管理を行う前の私は、ただ元気に仕事をするだけが取り柄の若手社員でした。しかし、会社に何年もいると徐々に扱う仕事の量も多くなり、慢性的な残業に苦しむようになりました。

そしてプライベートでは、妻の体調不良を補うために家の家事をほぼ全て行なう日々で、仕事でもプライベートでも多くのやるべきことに振り回されていました。

そのうち私は精神を病み、仕事を一時的に休んでしまいました。「このままではだめだ…」そう思っていたころに出会ったのがシゴタノ!であり、タスク管理だったのです。

タスク管理によって私に起こった変化

私が取り組んだのは、GTDによるプロジェクト管理とTaskChuteによる時間管理を組み合わせたタスク管理でした。

GTDの入門書を読み、タスク管理に関するブログ記事を読みあさってタスク管理を試していくうち、徐々にではありましたが自分の意志でいろんなことができるようになってきました。

自分でもブログでタスク管理について記事を書いてみるようになったことはその1つです。

タスク管理を始めて1年がたったころ、仕事では1ヶ月の労働時間が数十時間減り、体調を崩す心配が減りました。

そして、プライベートではブログやイベント活動といった趣味の時間もつくることができるようになりました。

タスク管理を始めて2年たった今では、昔を知る上司から「見違えるほど成長した。頼りになる人材になった。」と言われるようになりました。さらに家事・育児も行いつつ、ブログや趣味の活動も継続できています。

余裕がない人ほどタスク管理で成長できる可能性が高い

ただなんとなくタスク管理を始めようとするとなかなか続かないものだと思います。続けるだけの危機感ややる気が出にくいからです。

余裕がない人ほど、「現状をどうにかしたい」という気持ちが強いため、タスク管理を継続しやすいですし、その効果も実感しやすいものです。

「余裕がないからタスク管理なんて新しいことを始められない」という考えではなく、余裕がない人にこそタスク管理を始めてみてほしいと私は思っています。

しかもタスク管理は誰にでも習得可能な技術です。

タスク管理を始めるのに遅いということはありません。さぁあなたもタスク管理で未来を変えてみませんか?

関連書籍など

↓私がGTDを学ぶ際に読んだ本です。GTDの根本的な思想を理解する上で必読の一冊です。


↓タスクセラピーコーチ陣によるタスク管理ビフォーアフターの体験談です。こちらでもGTDとTaskChuteについて書かれています。


» タスク管理ツール TaskChute2

タスク管理ツール・TaskChute2


▼編集後記:
濵(はま)中省吾



2年半前はシゴタノ!の一読者に過ぎず、タスク管理も行なっていませんでした。

その私がこうしてシゴタノ!でタスク管理について記事を書いているということは本当に感慨深いです。
これからもよろしくお願いします。


▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。