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SH023:チェックリストができるまでがファーストタスク

domino
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この話は単純で、一段落ですみます。

やり慣れない新習慣や新規プロジェクトはファーストタスクにする。
ファーストタスクを滞りなく回すためにチェックリストを作る。
チェックリストにしたがって取り組むことがそれほど苦痛でなくなったらそれはファーストタスクでなくてもできる。

以上のステップにより「やりたいプロジェクトをルーチン化して、進めていく」ということが可能になります。

ファーストタスクは絶対に1つ

どうしても「新しいことを3つも4つもやりたい!」という情熱的な人がたくさんいらっしゃるので、私もセミナーなどではつい譲歩してしまって「それならまあ2~3個なら・・・」と言ってしまうのですが、自分で何度も実験してみてそれではダメなことがわかりました。

ファーストタスクは常に1つ。これは鉄則です。

だいたい「ファースト」が3個あるというのは火を見るより明らかな矛盾で、ダメそうな雰囲気に満ちていたのです。

私達は朝起きていったん何かしらの行動をとってしまうと、そうそうは修正できません。ドミノ倒しのように次にとる行動次にとる行動が決定してしまって、しかもそこでエネルギーと時間を食うのです。

まずツイッターを見て、ネットサーフィンして、コーヒーを飲んで、メールチェックして………という一連の行動の「後」に「今日から早朝マラソン」しようとしても無理がありすぎるのです。多大な意志力をもってようやく「軌道修正」できる日もあるでしょうが、毎日それができるとは思えません。

「次の行動(ネットサーフィン)」をトリガーする「前の行動(Twitter)」を行うその前に「新しい習慣(英語の勉強など)」を終えてしまう必要があります。これをつきつめていくと、「朝起きた直後」しかあり得ないのです。

ただ「朝起きた直後」に2つも3つもやりたいことがあるなら、それ全部が「新習慣」であってはダメで「1つをのぞいてやろうと思えばできる習慣」である必要があるのです。だから「朝一番」で習慣化したことを、いずれは他の時間帯に持っていく必要が出てくるでしょう。

チェックリストに従えるようになることは一応習慣

その移動のタイミングは「チェックリストに従えるようになったとき」です。

「チェックリスト」というのは「ある行動をとるために必要な最低限の行動の集合と手順」なので、それがわかっているということ、覚えていられるということは、習慣化されていると言っていいと思います。

習慣化したいことをファーストタスクにし、習慣化されたことはファーストタスクから外す。これをずっと繰り返していくと、やりたいことを習慣化していくことになります。

このシステムの回転速度を上げ、確実にするために必要なものがチェックリストでしょう。