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TC2 001:Taskchute2連載スタートします

By: yoppyCC BY 2.0


2011年の秋ごろから大橋悦夫さんが鋭意制作されいたTaskChute2を昨年12月ごろから私も本格的に使い出しました。これは大変面白いツールで、知る人ぞ知る「タスクシュート式」のツールとしては、当たり前ですが圧倒的な最新鋭機です。

それを使い出して「これは便利だ!」と日々実感している私としては、せっかくシゴタノ!で連載しているのですから「TaskChute連載」をやった方がいいだろうと思ってはじめることにしました。

ざっと「タスクシュート式」とはどういうものかということもあわせてお話ししながら、「TaskChute2」の面白さを色々お伝えしていこうと思っています。

なお私の基本環境はMacBookPro2.8GHz Intel Core 2 Duoでメモリは8GB 1067 MHz DDR3です。HDは250GBのSSDで、TaskChute2はVMware Fusion 3上のWindowsXPのMicrosoft Excel 2007で動かしています。

このような情報は集めるだけで私は疲れてしまうのですが、申し上げておかないと今は色々とご質問をいただくので、先にお伝えしておきます。

タスクシュートって?

ここで私がタスクシュートの定義をするのはなんとなく微妙にねじれている印象がなくもないのですが、本連載を前に進めるためにもとりあえずの定義をしておきます。問題があれば大橋さんが直してくれるでしょう。

私はこれがあれば「タスクシュートである」と思っています。

  1. タスクにかかる時間の見積もりができる
  2. 終了予定をリアルタイムに呈示する
  3. タスクは処理する時間帯というコンテクストごとに整理されている
  4. タスクを処理する順番に並べられる
  5. ログ、処理中のタスク、タスクリストという形式にリストが並んでいる
  6. リピート機能がある

以前より私がお伝えしている「Toodledoをタスクシュート式に使う」場合には、Toodledoだけで完結できない大きな問題が「ログ」です。ログをとるツールとしてTogglを補完的に使っていたのも、Toodledoがタイムログを残すという意識で設計されていないためでした。

タスクシュートは、意識的にログ作っていくツールとも言えます。どんなログを残したいかということがつまり、どんなこと実行したいかということですから、将来ログになるであろうリストがTaskChuteのタスクリストなのです。

TaskChute2の新しいところ

2になって新しくなったところはいくつもあります。それらを連載でお伝えしていくことになりますが、真っ先にあげたいことが2つあります。

1つはルーチンタスク設定の強化
もう1つが高速化です。

ルーチンタスク設定の強化

ルーチンタスク設定の強化は、以下のオプションが用意されているということだけでもお伝えできるでしょう。

  • 毎日(タスク完了時に翌日に複製) ※「1days」との違いは確認が入ること。
  • 3日おき(タスク完了時に3日後に複製) ※任意の半角数字を指定(以下同様)
  • 毎月3日(タスク完了時に翌月の3日に複製)
  • 隔月3日(タスク完了時に翌々月の3日に複製)
  • 月の最終日(タスク完了時に翌月の最終日に複製)
  • 毎月第3営業日(タスク完了時に翌月の第3営業日に複製)
  • 毎月最終営業日(タスク完了時に翌月の最終営業日に複製)
  • 毎週月曜日(タスク完了時に翌週の月曜日に複製、複製時に日付が付加されます)
  • 隔週月曜日(タスク完了時に翌々週の月曜日に複製、複製時に日付が付加されます)
  • 3週間おきの月曜日(タスク完了時に3週後の月曜日に複製、複製時に日付が付加されます)


TaskChute1と比べてもToodledoの使いやすかったのは、ルーチンが上述のように徹底的に用意されているところでした。ルーチンというのは少なからず軽視されがちですが、タスクシュートではコアに当たる機能です。

ほとんどの人は「プロジェクト」を管理したがります。しかし私達の大半は「毎日同じことの繰り返し」によって生きています。どんどん新しいことを会社のガントチャートのプロジェクト管理式に進めていこうとしても、そのために使える時間は1日のせいぜい12%(3時間)くらいのものです。

しかも「3時間」は極めて多い部類に入ります。毎日「英語の勉強1時間」という「プロジェクト」を365日間続けられる人は「超優秀」と言っていいと思いますが、「1時間」とは1日のわずか4.2%にすぎません。残りの約96%をうまく管理できなければ、確保できない数字です。

高速化

TaskChute2のもう一つの目玉が高速化です。どうして高速化されたのかは私には説明できませんが、Fusion3で使う限り、速くなっていることは間違いありません。

もともとは1週間単位でログとタスクの両方を管理するツールだったのですから、1週間ごとにシートからデータを移してしまえばある程度速度は確保できるわけです。しかし、できれば1ヶ月程度のログは残しておきたい。以前のTaskChute1をVMware上で使う限り、それは全然無理でした。

またこれは、後の連載でお伝えしていきますが、TaskChute2は高速化した上にタスクの追加がショートカットでどんどんできます。ですので、一時的にサブタスクをどんどん追加するようなやり方で、大きめのタスクを小分けにすることも難なくやれます。

今回は連載第1回ということで、概略程度のこの辺でやめておきますが、次回からはいよいよTaskChute2を使って行動を順々に落としていく様子をご紹介します。

▼編集後記:
佐々木正悟



その「佐々木流」のタスク管理の変な例として代表的なものが「爪を切る」ということまでタスクとして組み込むということ。

フツーに考えりゃ、これはもうどう考えても「おかしい」

時間が見えることの快楽を思い知るために【書評】クラウド時代のタスク管理の技術 | goryugo

今をときめくライフロガーでありシゴタノ!連載陣の1人であるごりゅごさんに書評いただきました。ありがとうございます。

ごりゅごさんの言い回しというのは、なんだかおかしみがあって安心します。こういう言い回しでなら批判されても気にならない。批判されていませんが。そういう言い回しを身につけたいものです。

「爪を切る」は私の「タスク管理」の象徴的におかしなものなのかもしれませんが、これは大橋さんもやっていらっしゃいますし、「時間のかかるアクションは全部」入れなければ1日のアクションがいつ終わるのかは決して分からない、という背景があります。

おそらく「タスク管理」という言葉が不適切であり、実際には「アクション計測」なのですが、それだと言葉の説明がよけいに必要になるので、あえて一般に合わせ「タスク管理」としているわけです。

「献血だろうとデートだろうと数学の研究だろうと、時間のかからない行動はこの世にひとつもない(私達もまた物質ですから)」ということだけでもお伝えしたかった本です。

クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!
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