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BT008:思考を助けるブログを作る

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ちょっと小難しい話になってしまいますが、思考を補助するという意味でブログを考えてみたとき、次の3点で有益です。

  • 短期記憶の補強
  • 長期記憶の補強
  • 客観的視点の介在


短期記憶の補強というメリット

このメリットを得るためには、必ずしもブログをつける必要はありません。メモを使えば十分です。

ものを考えているとき、気づかないこともありますが短期記憶はとても大事です。あることに結論を出しつつ、その結論を記憶に残しておきながら、他のこととの関連性を検討してみたりする必要があるからです。

長期記憶の補強というメリット

長期記憶の補強というのは、これに比べると分かりやすい話だと思います。

長くブログをつけていれば、自分ではすっかり忘れていたようなことでも記録があれば思い出せます。ブログはもちろん記録です。それもテーマで統一されていれば、長期的な思考の記録が蓄積されているはずです。

客観的視点の介在というメリット

短期であれ長期であれ、思考内容とその記憶というのは主観的な内容です。

もし主観的な考えだけで一切を完結させる目的であれば、ブログよりも日記の方がいいでしょう。ブログに書いて公開するということは、たとえコメントを一切受け付けないとしても、「他人の視点」を意識に入れるということです。

これにはいい点もあれば悪い点もあるでしょうが、思考に他者の視点を入れる事のメリットは当然あります。

ブログをつけても満たされない思い

上述のようなメリットがあったとしても、何かブログを続けている利益について、釈然としない人もいるでしょう。

それはたとえば「客観的視点の介在」について「みんなに認められる」という承認欲求だけを求めていたりすると、不満が残ります。短期記憶も長期記憶もどうでもよければ、人に認められても自分のメリットにはならないからです。

あるいは「記録」としての側面だけに注目して、そこに他人の目が入ることに特別な意義を認めないとすれば、「日記でいいのになんでわざわざ」という思いを抱くでしょう。

すなわち思考の発展を補助するツールという意識を持たないと、ブログをつける意味は見失いやすいのです。思考の発展はブログを継続した末に得られるメリットです。つまりブログは未来の自分のためにつけるものなのです。