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成果がすぐに見えない目標をコツコツ続け、達成するための4つの心得

池田千恵唐突なようですが、私は2ヶ月前からダイエットをしています。お陰様で今のところ順調で、会う人会う人に「痩せたね」と言われてちょっと嬉しいです。

ダイエットをするに至った経緯、具体的な食事法、途中経過の写真(Before→After)については、朝時間.jp公式ブログに載せましたので詳しいことは省略しますが、こちらでは、今回のダイエットを通じて気づいた目標達成のための「4つの心得」についてお伝えしたいと思います。この4つの心得はマインド部分と仕組み部分に分けられます。「痩せるぞ!」というやる気(マインド)を、どう維持していくか(仕組み)を順に見てみましょう。




マインド部分

心得1.なぜ痩せたいのか、その理由はどれだけ切実かを意識する

私の場合、「池田千恵 肥満」「早起きで睡眠時間が減ると太る」というネットの書き込みを見つけてしまったのが直接のきっかけです。肥満と直接指摘されたこともショックでしたし、「キー!見返してやる!」と一瞬怒ったのも確かですが、それ以上に「早起き=太る」という誤解が広まったら嫌だ!という強い気持ちから、痩せると決意しました。シゴタノ!でも何度もお伝えしているように、私は短時間睡眠を提唱している訳ではなく、活動時間のシフトによる生産性向上を提唱しています。ですからこの誤解をどうしても解きたい、と思ったのです。

今までは、痩せたい痩せたい、と思っていても、ここまで切実な思いがなかったため痩せられませんでした。今回は、私が太っていることで早起きが悪、と思われてしまうのを避けたい、という思いがとても強いものでした。

やはり、「○○だったらいいな」ではなく「○○したい!」という強い動機がないと、目標達成は難しいものだなと改めて感じました。

心得2.目標を達成した時の気持ちを先取りして想像する

自分が痩せた時、周囲がどんな言葉をかけてくれるか、そして自分がどんな気持ちになるかを先取りして、最初にいい気分になってしまったあと、「さて、この気分を味わうためにどうしようかな」と計画をします。私は目標達成しようと思うとき、いつもこの「想像」を大事にしています。これを習慣化すると、「どうせできない」とか、「本当にできるのかな」という気持ちが吹き飛び、「現実化するためにどうしようか」と、行動できる自分になれるのです。

今回の私の先取り想像は、ダイエット広告のように自分の写真で「Before→After」を見せるというものでした。みんなが驚いて、「すごい!」とか「やせた!」とか言ってくれる状態を想像してみたところ、実際その通りになりました。


仕組み部分

心得3.なりたい自分を公言してしまい、追い込む

痩せる!と決めた時、Facebookで宣言して自らを追い込みました。これは以前「twitter早起き術」でお伝えした手法と似ています。宣言をみんなが見ている、という「ピアプレッシャー」を意識し、前向きに自分を方向づけするわけです。ネット上で、不特定多数の方が見られるようにして宣言すると、「できなかったら恥ずかしい」という気持ちになり、くじけそうになったときも立ち直りやすくなります。

心得4.プロセスを「見える化」し、自分で自分のモチベーションを上げる

ダイエットや早起きは、1日や2日挑戦したところで誰も成果に気づいてくれません。ですから、一気に結果を出そうとしないこと、しばらく結果がでなくてもくさらないことが大事です。とはいえ、誰にも何も気づいてもらえないと、なんとなく寂しいですよね。そんなとき、自分で自分をモチベーションアップするための手法が「見える化」です。例えば「朝活手帳」でも採用しているポイント制を使うのも手です(参考記事:「早起きを楽しく続けるための「ごほうびポイント制」

また、私は体重を記録する際、iPhoneアプリの「Weightbot」を使っています。これは、体重を自動的に折れ線グラフ化してくれるものです。自分の体重の変化がひと目でわかる上、折れ線がどんどん下に向かっていくのを見ることでやる気をキープできます。

ちなみにこの心得は、早起きを定着させる時も応用できます。ダイエットや早起きは、最初から劇的変化が見られないために、なかなか継続できない目標です。だからこそ、継続させるために、以上の4つを念頭に置いてみて下さい。自分をリニューアルしたい、と思っている方は試していただけると幸いです。


▼編集後記:
池田千恵


6月25日(土)、午後11時55分~ NHK「めざせ!会社の星」に出演します。

テーマは「あなたはどっち? 朝活 VS. 夜活」。朝4時起きしているのに夜、ビールをゴクゴク飲んでるので呼んでいただきました。良かったらご覧いただけると幸いです。


▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。