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すでに締め切りを過ぎてしまった長期計画にこれから手をつけるときに読むといい本

すでに締め切りを過ぎてしまった長期計画にこれから手をつけようというのに、本を読んでいる場合でしょうか?

当然そうではありません。しかしすでに締め切りを過ぎてしまった長期計画に手をつけるというほど、やりきれないことはありません。

合理的に考えるなら「とにかく手をつけて、関係者に謝罪し、何とか受け入れてもらう」といったあたりがベストです。しかしこの見通しはあまりに暗く、人はそんなに合理的ではありません。ここで合理的に行動できるくらいならば、そもそもこのような自体になってはいないでしょう。

私たちは何にエネルギーを使っているのだろう?

ここで紹介したい本は、この本です。

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 【表紙モデル写真〈カラー16点〉追加の電子特別版!】 (―)
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 【表紙モデル写真〈カラー16点〉追加の電子特別版!】 (―) 坪田信貴

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このような話はけっこうあります。こうした本を忌避する人の気持ちもわかります。でも人はおよそ本を読むとなると、構えすぎると思います。予備校のパンフレットでも読むつもりで読めば、そんなにシリアスにならないでしょう。

この本の出だしは、いかにもありそうな出だしです。でもこれは「締め切りを過ぎてしまったあとから〈長期計画〉に手をつける」のとかなり似た状況です。

ではこの「ギャル」さんはどうやってこの難問を克服したのか。最初はそれだけにしか興味を惹かれないでしょうが、そんなことはどうでもいいのです。読み進めれば、たぶんそうした気持ちになるはずです。

締め切りをすでに超過してしまった長期計画に手をつけて、どうなるでしょうか? 卒業式が迫ったところから卒論に手をつけ始める気になるでしょうか? 仮に卒論を書き終えたとして、すでに卒業式が済んでしまっていたら、何になるでしょう?

この本に登場する主人公は、ほとんどの人にとっては明らかに「他人」なので、相対的に、客観的に見ることができます。彼女が「大学受験する頃になって小学校四年程度の知識レベル」だったのは極端な状況ですが当然です。多大なエネルギーをまったく勉強になど用いていなかったからです。

では私たちは、かなり時間が経っているのに仕事がまったく進んでいない、という状況に直面したとき、時間とエネルギーは何に費やしてしまっているのでしょう?

想像が付くかもしれませんが、上に紹介した本はかなりのページ数が主人公の家庭生活に割かれていて、勉強の具体的な進め方はかなり省略されています。多大なエネルギーがあとから思えば「ムダなこと」に費やされる背景には、相当の理由があります。

その「相当の理由」を突き止めることです。そして可能であれば、そのような「エネルギーのモレ」をふさぐことです。そうすると思わぬレベルの好循環が実現します。この本に書かれているのは、結局そういう話なのです。

▼編集後記:
佐々木正悟

3月1日 マインドマップでタスク管理:洗い出しを楽しくやり抜く3時間(東京都)

第1回があまりに盛況で、あっという間に満員になってしまったので、第2弾を行うことにしましたが、それも残り10席あまりとなりました。

第1回の「マインドマップの洗い出しワーク」を私も間近で見ておりましたが、非常に興味深い手法です。頭がモヤモヤして何とかしたいという方は、ぜひご参加ください。