プロジェクト管理ツールやタスク管理ツールにプロジェクト名やタスク名を登録するときに気をつけていることが1つあります。
これを実践することで、「うわ、やらなくちゃ!」という気になります。正直、こんなことをしなくてもできるほうがいいわけですが、お金がかかるわけでもないですし、手間もたいしたことはなく、それでいてタスクの実行を後押ししてくれるというメリットが得られますので、「やらない理由がない」ということでやっています。
人の名前が入っていると、その項目の優先順位が上がる
一言でいうとこういうことです。
- 堀さん|構成案をつくる
- 佐々木さん|イラストリストをつくる
タスク管理システムで優先順位を「最優先」とか「A」とかにしなくても、人の感覚が人の名前のついた項目に自然と高い優先順位を与えるのです。
人の名前のついた項目を目にしたとたんに「これは先送りできない項目だ」という赤いサイレンが頭の中で回り始めます。
特にその人が「怒ると怖い人」「遅れると嫌味を言ってくる人」であれば、効果抜群です(上記の例に挙げた人たちはいずれでもありませんが…)。
損をすることが予想されると、その項目の優先順位が上がる
どうがんばっても人の名前のつけられない項目は別の方法でサイレンを回す必要があります。
一番効くのは、それをしないとお金や信用や地位を失う、といった「損をする」というリスクを組み込むことです。
お金の場合、具体的にいくら損をするのか、損害金額(概算でもOK)を併記します。信用や地位の場合は、言語化が難しいですが今ふつうにできていることが簡単にはできなくなる、という「失われる価値」を明らかにします。
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なお、「人の名前」や「損失」が見えてこないタスクは、当面はやらなくてもいいタスクかもしれません。
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