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『成功ハックス 仕事がうまくいく人の35の必勝パターン』が明日刊行です!

 最初はまったくイケてなかった主人公が成長していく姿を見て、読者は自然と自分に重ね合わせるようになります。そして、自分自身もすでに成功したような錯覚に陥るのです。それは、「スパイダーマン」や「バットマン」など勧善懲悪ものの映画を観終えて映画館を出た直後の心境に似ています。得も言われぬ全能感に満たされるのです。

 もちろん、これはあくまでも「疑似」体験ですから、本を閉じれば過酷な現実が戻ってきます。本来であれば、成功本が教える方法論やノウハウに従って行動を起こすべきところですが、一度味わった全能感は忘れられず、次の成功本に手を伸ばしてしまいます。

 これでは、合格体験記を読みあさっていっこうに勉強を始めない受験生と同じです。その行き着く先は、…あえて書くまでもないでしょう。そうならないために、合格体験記は脇にどけて、今すぐにその実践に取りかかる必要があるのです。合格体験記を読む側ではなく、むしろ書く側になるために。

明日、11月22日(土)(良い夫婦の日!)に夫婦とはまったく関係ない以下の新刊が発売になります。

成功ハックス
青春出版社
発売日:2008-11-22

『成功ハックス』とは?

その名の通り「成功」するための「ハックス」集です。

「成功」を冠する類書はすでにたくさんありますが、その多くは読者を心を熱くさせるものです。鼓舞し、励まし、勇気づけるのです。パッションでぐいぐい押していき、得も言われぬ心地よさから、読者は「成功」を確信します。

でも、実際に「成功」にまで行き着いた人はどれだけいるでしょうか?

僕自身、いわゆる「成功本」と呼ばれるジャンルの本も含めて、ビジネスパーソンに向けて書かれた本をこれまでに500冊以上読んできていますが、読んでいて心地のよい本が、その後の仕事や人生にも良い影響を与えているかというと、必ずしもそうではないと感じています。

車でいえば、調子よくアクセルをふかしながらも、ギアが入っていないために、まったく前に進めていないような歯痒さを覚えるのです。

「いったん“船”に変身する」

“Think big, Start small, Scale fast”という、ビジネスを始める時によく耳にするフレーズがあります。

「大きく考え、小さく始めて、(チャンスをとらえて)素早く展開する」といった意味合いになりますが、ここに「成功」を当てはめるなら、大切なことはたとえ小さかろうと「始める」ことであり、わずかな兆しをも逃さず捕らえて「展開する」ことであって、最初の「大きく考える」はほどほどにしておいたほうが良いでしょう。

なぜなら、人は考えているだけでは1ミリも前に進めないからです。ギアを入れない限りは「Big」は「Small」にしかず、なのです。

考えるステップはほどほどにして、クールな頭でできるところから淡々と動き始めること、それが「成功」の近道なのではないでしょうか。

「Big」を実現するには、様々な「Small」を試してみて、その中から自分にとって一番しっくりくるところを見つけ、そこから一気に「Scale」するというルートです。

ソフトブレーンの創業者にして、現在は引退して農業にいそしんでいるという宋文洲さんは、次のように言っています。

例えば、目標のために川を渡る必要があるとしましょう。川に入ると水が冷たい。でも川を渡るにはイヤでも水に入るしかない。それなら自分を否定し、いったん“船”に変身して渡ればいい。川を渡ってから、また自分に戻ればいいんです。
(日経ビジネスアソシエ2008年10月21日号掲載のインタビューより)

多くの人は、道を遮る川を前に諦めてしまっているのかもしれません。とても向こう岸にいる人と同じことはできない、と。

まず、やってみる

でも、「諦める」ということは、それは頭で考えている証拠です。もしかしたら、川は意外と浅くて、歩いて渡れるかもしれません。そこで、頭でわかる前に動き出してしまう。つまり、やってみてから考える方が、考えた末に結局なにもやらないことに比べて、やってみた分だけ前に進めるはずです。

そこで、本書では、「まず、やってみる」をモットーに「Think」より先に「Start」を重視しています。具体的にどんなツールを使って何をするかを先に示し、そのうえで、それによって実現できることを解説する、という構成です。

「成功」の形は人それぞれですが、そこに至る道をふさいでいるものは共通しています。

それは、常識であったり思い込みであったり先入観であったり、いずれも頭の中にあることです。そうであれば、何も考えずにまず体を動かしてみることは、この障害を乗り越える唯一の方法です。

一から十まで納得できた上で取りかかるのではなく、走りながら道中で少しずつ納得が降り積もってくるという感じです。それはまるでテトリスのように、とにかく降ってくるブロックをとりあえず受け入れながら、「チャンス」を待つわけです。動かないでいれば、早晩行き“積”まります。

読む前に使う

そういう意味では、本書は読むための本というよりも使うための本といえます。

僕自身、独立して最初に始めた仕事はマニュアルづくりでした。マニュアルを読んで勇気づけられたり感動したりする、という人はあまりいないでしょう。でも、マニュアルを読んで知らなかったことを知ったり、欲しかった情報が得られたり、あるいは、正しいやり方を学べたり、ということはあるはずです。

マニュアルは読むためのものではなく、必要に応じて使うためのものなのです。

本書も、読んでいただくためというよりも使っていただくために書きました。「川」を前に立ち往生している人に対して、「川というのは元来これこれしかじかで・・・」とか「川といえば私の教え子に優秀なのがいて・・・」と解説や講釈を始めるのではなく、単刀直入に“船”の具体的なつくり方や動かし方をご紹介する、というスタンスです。

成功本はたくさん読んだが、その後の行動につながっていない、あるいは継続ができていない、という方に読んでいただきたい、もとい、使っていただきたい一冊です。

成功ハックス
青春出版社
発売日:2008-11-22

 

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『成功ハックス』の刊行を記念して、キャンペーンを行います。

詳細は以下のページをご覧下さい。

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 キャンペーン実施日は「2008年11月22日」です。

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