人は敗れたゲームから教訓を学びとるものである。私は勝ったゲームからまだなにも教えられたことがない
─ボビー・ジョーンズ
「うまくいく」とは、味わわなくても済む恐怖を味わわずに“ゴール”に到達すること。
「うまくいかない」とは、味わうべき恐怖を味わった上に“ゴール”に到達できないこと。
“ゴール”に到達することが目的であれば「うまくいく」に越したことはないが、それが目的ではないということであれば「うまくいかない」方が最終的には「うまくいく」。
無傷で“ゴール”に到達した人を目指すべきなのか、味わうべき恐怖を1つでも多く身をもって知っている人と、どちらを目指すべきか。
“ゴール”は目指すものであって到達すべきものではないのかも知れない。
気になったので、goalを英英辞典で引いてみて目に留まった一文。
the end toward which effort is directed
ちなみに語源は、boundary, limit。つまり「境界線」あるいは「限界」。いずれも意図的に踏み越えたり乗り越えたりすることができるもの。もっと言えば、越えていくべきもの。