定期的に入ってくる給料の金額を知らない人はいない。
定期的に出ていく家賃や水道光熱費、通信費などの金額についても、それぞれが月にだいたいいくらくらいかを誰しもが把握している。
でも、不定期に出ていくお金については「まぁ安いから買ってしまおう」とか「高いから今回は見送ろう」という具合にその場その場で判断することが多いのではないかと思う。
「ボーナスが出たから」ということで勢いがつくこともある。
でも、現実には安かろうと高かろうと出ていくものは出ていくので、その都度記録しておかないと知らず知らずのうちに使いすぎてしまう。
時間にも同じことがいえる。
朝起きた時にその日の夜寝るまでの残り時間を知らない人はいない。
定例会議やランチなどは、それぞれがどれぐらいの時間を必要とするのかを把握している。
でも、それ以外のことについては「すぐ終わるから今やってしまおう」とか「時間がかかりそうだから明日まとめてやろう」という、その時々の気分に応じてやったりやらなかったりする。
「予定がキャンセルになったから」ということでテンションが上がることもある。
でも、現実には「すぐ」であろうと「時間がかかりそう」であろうと時間を使うことには変わりがないので、その都度どれだけの時間を使ったのかを記録しておかないと、知らず知らずのうちに夜を迎えてしまう。
気分に流されることなく時分を見計らうためにも記録が欠かせない。
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いつも「時間がない」「忙しい」と言っている人がいますが、「この1週間、何をやっていたか、24時間単位で書いてみてください」と言うと、飲みに行っていたり、テレビを見ていたり、ダラダラと寝ていたり。まだまだ使える時間がたくさんあります。
無駄な時間をドンドン削れば、いまの30~50%増くらい確保することができるはずです。起業家の友人の中には、テレビは持っていない、飲み会には一切行かないという人がいます。ビジネスに使う時間と、趣味や余暇の時間をちゃんと考えているのです。(p.83)