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儲ける方法


By: J RCC BY 2.0

儲かると言われている仕事は、そう言われ始めた瞬間から儲からなくなっていく。

儲かる仕事とは、その仕組みや方法があまり知られていないか、知られていても簡単には真似のできない仕事である。

本当に儲けたければ、儲かる仕組みや方法をひそかに作ってひっそり回し続けるか、自分にしかできない仕事を見つけて究めるか、このいずれかということになる。

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たとえば、こんな人がいる。この話は漫画家の世界の話だから差し障りがあるので少々脚色するが、彼女は20代前半である職業についた。約2年足らずのそこでの経験を本に書いた。

本は新人なので大して売れなかったが、ある漫画家がその本を読み、原作として使わせてもらいたいといってきた。

彼女はOKしたが、雑誌に連載中、漫画家からの問い合わせに答えたり、調べものがあれば手伝わなければならない。ある程度の謝礼は出るが、手間に比べるとそんなに割に合うほどの金額ではない。しかし彼女は黙々と手伝ってあげた。漫画の世界を知らないから、半分はボランティアの気持ちだった。

ところが、連載が進み単行本の一巻が出た。それが大変売れたのである。彼女には原作者として数パーセントの印税が入った。今やすでに5~6巻出ているので、驚くことに億単位の収入である。

まだまだ本は出るので、彼女には今後も巨額の印税収入が見込める。漫画家の要請に応じて手抜きをせずに手伝ってあげた結果が、思わぬ富を彼女にもたらしたわけである。

相手がゼニを儲けるように配慮してやれば、こうしてその人がゼニを運んでくれるようになる、ゼニが寄ってくるようになるんや。(p.126)


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