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大は小を兼ねない

仕事には、少なくとも8時間という“ノルマ”がある。ノルマと感じていなくても最低でも8時間は“仕事モード”をキープすることになっている(ことが多い)。

10分とか30分といった区切られた時間であれば、終わりが見えているために緊張感を保つことは比較的容易だが、8時間ともなるとなかなか先が見えないために、特に根拠もなく「まだ大丈夫だろう」と油断する。

そこで、8時間をたとえば1.5時間単位で分割してみる。

すると「5単位+30分あまり」という、より把握しやすい数字の集まりになる。端数の30分も6分ずつに分解して単位間の休憩時間として割り当てれば、実際にはちょうど5単位いくかいかないか、というところだろう。

そうなると、仮に所要時間が1.5時間のタスクが10個ある場合、10個全てを一日でやる切ることは不可能であることは火を見るよりも明らか。

にもかかわらず人は「気合い」とか「勢い」でやり切ろうとする。もちろん、時にはそういった姿勢も大切だが、長期的かつ計画的に取り組んでいくうえでは「気合い」や「勢い」だけでは乗り切れない。「本気」を出しても終わらない。

大きな締め切り1つだけでは足りない。

小さな締め切りに分割して、乗り越えるべきハードルを増やしておく。ハードルがたくさんあるのは面倒に感じるかもしれないが、そのぶん1つ1つのハードルはきわめて低くなるので、無理なく消化していくことができる。

逆に、大きな締め切りのままに放置しておくと、切羽詰まった時に突然目の前に高くそびえるハードルが現れて、詰む。

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