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第5回 Sylfeed+Read It LaterでRSSの読み込み速度をギアチェンジする/ ビギナーズ・ハック2nd

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photo credit: Grant MacDonald via photopin cc

第5話「或る晴れた日曜日、或る男」

或る晴れた日曜日、一人の男子が公園のベンチに座ってiPhoneをせわしなくいじっていた。

ベック君:iPad3ほしいなぁ。どうしようかな。

彼の名前はベック君。この物語の主人公である。

彼はお気に入りのRSSリーダー「Sylfeed」を駆使してApple系の情報を集めたブログを読みあさっている。 小春日和の公園ではトイプードルやロングコートチワワを連れたセレブチックなマダム達が誰それさんちの子供が受験する学校がどうだといったお受験トークで盛り上がっている以外は静かなものだった。

が、その静寂は或る人物によって破れる

xxx:ベックくん!

ベック君はビクンッとのけぞって声のする方にむき直した。


ベック君:大橋本部長代理!

そこにいたのはこの春昇進を果たした大橋本部長代理(以降、大橋HBD)であった。

大橋HBD:役職長いからつけなくていいよ。ところで何してんの?

ベック君:RSSをチェックしてるんです。

大橋HBD:なんでわざわざ公園でRSSを?

ベック君:今日はラシタさんもごりゅ殿もいないから遊んでくれる人いなくて。

大橋HBD:(友達二人だけなのか・・・)そ、そう。あ、RSSリーダって何使ってるの?

ベック君:Sylfeedです!

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大橋HBD:へー。何がいいの?

ベック君:Twitterに流すときに定型文を設定できたり、Webページを先読みしたりできるところですかね。何かと行き届いたアプリなんです。

大橋HBD:そうなんだね。。ちょっと見せてみて。へー、結構iPhone系のブログとか読むんだ。

ベック君:はい!毎日欠かさずチェックします!

大橋HBD:それなら、こことかここもおすすめだよ。

ベック君:おお、すごい!こんないいサイトがあったなんて知らなかったです♪

大橋HBDはここがチャンスとばかりにニヤリと笑う。

大橋HBD:みんながよく知るフィードを共有するのも楽しいかもだね!

ベック君:そうですね!それ、凄くおもしろそうですね!

大橋HBDのどや顔など一切気にせずはしゃぐベックくん。大橋HBDは再度「だから、みんながよく知るフィードがね・・」と繰り返してみるが、ベック君はただ「いやー、是非共有したいですね!」と抜群の鈍感力を見せつけたのだとか。(了)

SylfeedとRead It LaterでRSSの読み込み速度をギアチェンジする

前回、ニュース系のメディアは読み飛ばしや古い記事の既読化を躊躇なく行い、知り合いのブログや注目している人のブログなどは読み飛ばさず一括既読も行わないという2種類の読み方について紹介しました。

シゴタノ! 第4回 RSSでの情報収集は仕事にどう役立つのか?/ ビギナーズ・ハック2nd


今回はRSSリーダアプリの「Sylfeed」と後で読む系アプリの「Read It Later」を組み合わせてRSSの読み込み速度をギアチェンジする方法について紹介します。

■2種類の読み方おさらい

前回紹介した二つの読み方は「飛ばし読みも辞さない系」と「飛ばし読みはしない系」の2種類でした。

Google リーダー (1000+)-1

忙しい時は全部読んでいる余裕がないので、必ず読むことにしている「must」とmustを読んだ後に余裕があれば読む「often」の2つのフォルダだけを読み込みます。

この2つのフォルダは基本的に知り合いのブログや自分が興味を持っているブロガーさんのブログだったりするので、基本は「飛ばし読みはしない系」に属します。

それ以外のフォルダは「iPhone」や「Lifehack」などのジャンルをフォルダ名に使っており、この中にも「飛ばし読みはしない系」のブログが含まれています。「飛ばし読みも辞さない系」のの古い記事を一括既読にするのは、「must」や「often」を一通り読み込んだ後ということになります。

■飛ばし読みも辞さない系の記事の読み方

ニュースサイトなどの「飛ばし読みも辞さない系」RSSは▼ボタンを連打して次々と読んでいきます。記事タイトルとリード文に惹かれない場合は、スクロールさせずに次の記事へと遷移します。ニュースサイト系のRSSは基本的に最初の数十文字しか配信されていないため、基本的には見て1秒以内に次の記事に遷移することになります。

時折気になる記事に出会った時には、Read It Laterへ送るボタンを選択し、Read It Later上で記事全文を読むようにしています。この時Sylfeed上で全文化を行わないのは、記事を読み込むスピードが遅くなってしまうからです。「飛ばし読みも辞さない系」の記事はひたすらスピード重視で読み込むのです。

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Read It Laterに送られた記事は全文化されており、且つ不要な装飾がすべて外されているので非常に読みやすいです。次回紹介しますが、InstaPaperではなくRead It Laterを使う理由は、Evernote連携の使いやすさにあります。

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■飛ばし読みはしない系の記事

mustやoftenフォルダなどの「飛ばし読みはしない系」の記事はよほど興味がないことでもない限り、基本的に記事の全文に目を通します。RSSに全文が配信されていない記事は雷マークを選択してその場で全文化して読むようにしています。

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最後に

今回は「飛ばし読みも辞さない系」と「飛ばし読みはしない系」の2種類のRSSの読み込み方の違いを説明するとともに、「飛ばし読みも辞さない系」はSylfeed上での高速読込しつつ、気になった記事はRead It Laterで全文を読み込む方法について紹介しました。

次回はTwitterでの共有とEvernoteへの保存について紹介したいと思います。

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▼編集後記:
北真也


このたび倉下忠憲さんと『シゴタノ!手帳術』という書籍を共同執筆いたしました。

以前、電子書籍を一緒に書かせていただいたのですが、そちらの内容をベースに完全リライトを行いました。かなり詳細に手帳の使い方やクラウドとの連携について紹介していますので、電子書籍をご購入いただいた方にも十分に楽しんでいただける内容になったのではないかと思います。


▼北真也:
仕事術をもっとカジュアルに! わかりやすさ重視の「ビギナーズ・ハック」をお届け。Blog「Hacks for Creative Life!」と勉強会「東京ライフハック研究会」主宰。