※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

「すぐ怒るやつは馬鹿だ」



大橋悦夫怒りっぽい人は損をしている、という内容の教えをさまざまな形で目にしてきた。

一番強烈に響いたのが「すぐ怒るやつは馬鹿だ」という斎藤一人さんの言葉。

短いわりに、いや、短いからこそストレートに突き刺さる。

怒りたくなったときにこの「すぐ怒るやつは馬鹿だ」というフレーズを思い出せば「おい、自分はこれから馬鹿になろうとしているぞ!」と気づいてハッと我に返るかもしれない。

しかし、これが難しい。

怒りたくなるときというのは、その原因を作った相手から「馬鹿にされた」と認識したときである。

問題は、その相手には自分を「馬鹿にする」という意図がない場合が多いこと。

にもかかわらず、“状況証拠”から「馬鹿にされた」ことにして、これを怒りの起爆剤に変えてしまう。

従って、怒りたくなった時点で、すなわち相手から「馬鹿にされる」以前の段階で、自分はもうすでに「馬鹿」になっている。

とはいえ、誰しも自分のことを「馬鹿」だとは認めたくないので、これを覆すために目の前にいる相手を自分よりももっと「馬鹿」に変えることによって、自分の「馬鹿」化を回避しようとする。

自分を変えるより相手を変える方がより多くのエネルギーが要るため、一時的にターボブーストをかける。

このターボブーストこそが「怒る」の実態だと思う。

「馬鹿なのはお前だ!」というメッセージを力強くぶつける。

一方、自分を変えるだけならターボブーストは要らない。

ブレーキを踏んで一時停止し、何が起こっているのかを確認する。

このあたりは同じく斎藤一人さんの「人生はいつも“後出しじゃんけん”」に通じる。

関連

相手がなんか言ってきたら、こっちはそれ以上のことを言わないとダメなの。そういうゲームなんだよ。
「怒られてイヤになっちゃう」じゃなくて、相手がパー出したら、こっちはチョキ出すの。
人生はいつも“後出しじゃんけん”なの。出た結果に対処すればいいんだよ。
怒ってる部長はいつも怒ってるの。だから、怒る部長が悪いんじゃなくて、相手の出方によって、こっちの出方を変えればいいんだよ。
相手が変わるのを待つとかって言うけど、相手は絶対変わらないからね。もし変わるんだとしたら、それはあなたの学びが終わったときなの。
だから、相手が喜んで、こっちも妥協できる案とかを出す。そのために私たちには神がくれた知恵があるんだよ。