グッドモーニングバイブス第192回「タスクシュートとグッドバイブス」の箇条書き起こし



大橋悦夫タスクシュート開発者の大橋です。

佐々木正悟さんのPodcast番組「グッドモーニングバイブス」の第192回(2020年7月22日配信)が、特にタスクシュートに関心をお持ちの方にはぜひ聴いていただきたい、おすすめできる内容でした。

» 【GMV 192】タスクシュート とグッドバイブス by グッドモーニングバイブス ・ A podcast on Anchor

…ので、箇条書きでまとめました。

完全な書き起こしではありませんが、すでにお聴きいただいている方も、改めて文字でお読みいただくことで理解が深まるかと思います。

僕自身も今回のまとめに際して最初から聴き直してみたのですが、聴いているつもりで実は聞き流していた部分がけっこうありました…。

脳はよくしたもので、聞き流していた欠落部分は自分でも気づかないくらいのナチュラルさで滑らかにつないでしまうのです。

この「つながっている」は実は今回のキーワードの1つです。

動画編集アプリに、カット間のつながりを滑らかにする「モーフカット」という機能がありますが、まさにこの“編集”が記憶にも適用されていることに、改めて気づかされました(驚愕)。

▼モーフカットの例


いったんCM入ります。

はじめに

  • 今回は総集編的にタスクシュートとグッドバイブスについてまとめる
  • この4連休(7/23~7/26)はもともとオリンピックのためのものだった
  • 人間にとって計画を立てることがいかに難しいかをこの暦が示している
  • これを機に(カレンダー上の)体育の日を写真に撮っておいた
  • これがタスクシュート的である、ということ

タスクシュートと記録は不可分

  • 最近タスク管理に関するKDP(Kindle本)を読んでいて、次のようなやり取りを見つけた
    • 「記録をしないといけないのか?」
    • 「いえ、タスク管理において記録は必須ではないです」
  • タスクシュート的に言うと、タスク管理をしている=記録をしている
  • たとえば、「1年後に役所に行く」という予定を書いた瞬間にそれは記録になる
  • 未来の計画も記録(「1年後に役所に行く」ことを忘れないようにその人が残したメモ)である
  • 今この瞬間にやっていることの記録をとることはタスクシュートにおける第一手
  • タスクシュートをこれより易しくするのは無理
  • たとえば、専用アプリを使わずに紙とペンでやれば易しくなるか?
  • むしろより難しくなってしまうはず
  • 写真を撮るためにカメラを使わずに紙とペンを使って模写をするようなもの
    • カメラを使うのが一番易しい

今やっていることを記録に残していく、とはどういう意味なのか?

タスクシュートは記録を通して行動をすくい取ろうとする

  • 私たちは常に今、何かをやっている
  • 私たちは常に今ここにいる
    • 過去や未来のどこかにいる、ということはない
  • 全部の記録が残るのは結果であって、ライフログのように全部の記録を残そうとしているわけではない
  • 今やっていることを記録に残し続けると、結果として全部の記録が残ることになる
  • この結果だけを見るとタスクシュートとライフログは同じものであるように思える
  • しかし、両者は似て非なるもの
  • タスクシュートは「行動」をすくい取ろうとしている(ライフログはログを残そうとする)
  • 大島(三原山)の噴火の際に、ギリギリまで撮影を続けている人がいた
  • これこそ人が記録を通して何かをすくい取ろうとしている格好の事例

記録に残すことで一つひとつの行動の価値を最大化できる

  • 今やっていることを記録に残すことで、今やっている行動を時間の流れの中で捉えることができる
  • たとえば、朝食を食べているときなら「これが朝食を食べている時間である」と明確に捉えることができる
  • そうであるなら、朝食以外の行動は混ぜないほうがいい
  • 実際私は朝食を食べながら別の何かはしないようにしている
  • 記録に残すことで対象の行動に集中できる
  • 集中することによって、その行動から得られる価値を最大化できる
  • つまり、記録に残すことで一つひとつの行動の価値を最大化できる
  • ある行動が別の行動の手段に“転落”することはない
  • 私のタスクシュートには毎日70個ほどの行動があるが、そのすべてが等しく優先度100
    • 写真を撮るなら、その行動にふさわしい写真をその場で撮って残す(自動撮影で残すべきではない)
  • 記録に残すことですべての行動が自分にとって等しく重要なものになる(行動の間に上下関係を作らない)
  • これを目指さないのなら、それはタスクシュートではない

「今やっていることを記録に残す」を続けるうえで、タスクシュートが便利な理由

  • 朝食、トイレ、お風呂など毎日くり返すことについては都度入力するのは大変なので、自動的に現れるようになっていると便利
  • これがリピートタスク
  • 記録を取る以上は脱線してはいけない
  • では、たとえば仕事中に映画を観たくなったらどうするか?
  • 観ればいい
  • ただし、観る以上は記録内容は変わらなければならない(「今やっていることを記録に残す」ために)
  • 映画を観始めたのなら、それ以外のことはやってはいけない
  • 仕事と映画を混ぜてはいけない理由
    • 記録が難しくなり現実の行動をすくい取ることに失敗するから
    • 仕事が上位、映画が下位、という上下関係(意味づけ)ができてしまう
      • 上位にあたる仕事を進めるためのエネルギーを得るために
      • 下位にあたる映画を観るという上下関係
    • 映画を観ることが常に何かの下位にあたる行動になってしまう
    • 映画を観るたびに“転落”することになる
  • 仕事も映画も等しく同じ価値がある、ということにしたほうが気持ちがいいはず
  • どういう行動をとるときでも、それを自分がしたいと思う最大の気持ちで取り組む
  • グッドバイブスではこれを「本気でやる」と呼ぶ
  • 記録を取る以上は、その記録が最高の記録であったほうがいいはず

他人との関わりをどう考えるか

  • グッドバイブスでは他人との関わりを重視する
  • タスクシュートにはどの行動も価値は等しく、従って優先順位はない(実行順位があるのみ)
  • たとえば、パートナーと口論するときでも記録が必要(口論を始めたときの開始時刻が残っている必要がある)
  • しかし、私はしばしばこの口論の記録に失敗する
  • 口論が続いたまま仕事に入ってしまう(口論自体は終わっていても気持ちは口論していたときのまま仕事を始めることになる)
    • 電車移動と読書を並行させることは可能だが、口論と仕事は並行できない
  • 口論と仕事が混ざったままでは記録が不正確になる
  • これを絶えず避けようとしていると、結果として口論ができなくなる

タスクシュートの記録はすべてつながっている

  • 途中が抜けるということはあり得ない
  • この点、少しニュアンスが異なるがグッドバイブスにおける「一つ意識」と似たものを感じる
  • つながっているのは意識(行動はつながっていない)
  • 意識が途中で断裂していない
  • たとえば「今日の大事なタスク」だけを6個だけピックアップして並べてもタスクシュートにはならない
  • それぞれがつながっていないから
  • どの行動も「なかったこと」にはできない
  • 記録がつながってないということは、何かの行動を「なかったこと」にした(=“転落”させた)ということになる

私たちは記録に残さなくてもいいような現実の使い方をしたときに“転落”する

  • “転落”とは時間を少し雑に扱っている、というニュアンス
  • この時間を減らせば減らすほどグッドバイブスに近づく
  • 人との関係が良好になる
  • たとえば、スマホを見ながら人と過ごすのは2つの記録を要するのでNG
  • 記録の“誠実さ”は書かれている内容からの脱線感の少なさ(注:記録と行動がぴったり一致しているイメージ)

グッドバイブスのもたらした「依頼最優先」という考え方

  • これまでは「割り込み」というとらえ方をしていた
  • タスクシュートには「割り込み」を記録するための仕組みがある
    • 各タスクごとの開始時刻は決まっていないので、割り込みがあっても対応できる(注:割り込みポイント以降のタスクが後ろにシフトする)
  • 「割り込み」ではなく「依頼」として受け止める
  • 私たちは依頼したり依頼されたりして生きている
  • 日々のあらゆる行動は依頼で成立している
    • 排泄や食事や睡眠などの生理的な欲求すら、自分の肉体からの依頼ととらえることができる
    • 為末大さんがTwitterで以下のようなことを言っていた
      • 自分は自死という選択ができない
      • なぜなら自分の肉体はすべてが自分のものだという感じがしないから
    • 自分の身体が自分の言うとおりに動いてくれるなら、そのアスリートは圧勝できるはず
    • そう考えると、依頼ではないことは本当に少ない
  • 現実は先がどうなるかが分からない
    • 個人が得られる未来予測は天気予報くらい
  • 未来のことを計画せずに依頼ベースで動くしかない
    • 依頼されたら、依頼内容と依頼時刻を記録する
    • これがタスクシュート
  • 自分自身を極めて優秀な道具のようなものだとみなすと、何もかもうまくいくのではないか
    • 好意を寄せている相手のために何かをしているときは自由
    • そのときの自分はあらゆる能力をつぎ込もうとする
    • どんなことでも簡単にできてしまう
    • アッシーくん・ミツグくん・ツナグくん(PCの配線をつないであげる)
  • 自分の能力には常に余剰があり、依頼に応える余地がある
    • できることを片っ端からやっていくと、愛される
    • 「すげー優秀な道具」は愛される
    • 野球でどこでも守備できる選手をユーティリティプレイヤーと呼ぶ
      • 1軍に残れる率が高いと言われる
    • ユーティリティプレイヤー自身は「いいように使われていて損くさい」とは思っていないはず
      • 思っていたら務まらないはず

いったんCM入ります。

まとめ

  • できることを依頼されたら、それに嬉々として取り組み、記録に残し続ける
  • いかなる時間も記録に残っているので、ある意味では気が抜けないが、
  • これを続けていると結果として時間の使い方がうまくなる
    • どの時間も等しく重要であり
    • どの時間も「なかったこと」にせず
    • どの時間も集中して行動の価値の最大化しようとするから

オリジナル音源:

箇条書きではつながりが滑らかではない部分が多々あるかと思いますので、改めて音声でも確認してみてください。

» 【GMV 192】タスクシュート とグッドバイブス by グッドモーニングバイブス ・ A podcast on Anchor



PR