2020年は「やめるべきこと」を真剣に考えたい



佐々木正悟 グッドバイブスでいうなら、
未来に不安を抱くことをやめることです。

私たちは意外に何かを「やめる」ことができません。
しかしこれは意外なことではないのです。

行動科学に「ランダム強化」という用語があります。

あるケースでは報酬があり、別のケースでは報酬がない。

たとえば、ある日には彼氏からのメールがあるが、その後しばらくはまったくない。そしてまた来る。

このように「報酬がランダムにもたらされる」ことで、人はたとえば新着メールチェックばかりするようになります。このことをマウスでも実証したのがやはりスキナーだったのです。

考えてみると私たちが「習慣化」したことのほとんどは「ランダム強化」によるものです。

なにごとであれ、やるたびに確実に100%報酬が得られる「定常強化」は不自然です。そういうことはめったにないものです。

勉強すれば常によい得点が得られるわけではないし、好物のラーメンも、いつどこで食べてもおいしいわけではありません。デートにしたところで、楽しいときもあれば修羅場同然になることもあるものです。

なぜ、やめられないのか?

私たちの日常生活はランダム強化にあふれています。

だからこそ私たちの行動は似たようなことの繰り返しになりやすいのです。フロイトが言ったとおり「人生は反復する」のです。

タスクシュートは「人生の反復するところ」に、リピートタスクという定義を与えて、ことごとく技術的に管理できるようにしました。

それで問題にぶつかったら、「原因になっている行為をやめる」しかありません。しかし漠然と「やめたい」と思うくらいではやめられません。なぜなら、ランダム強化による根深い習慣になっているからです。

法定速度の2倍近いスピードで運転していたら、危うく事故を起こしそうになった。ヒヤリハット。これからは二度と無謀なことをやらないように誓う。でも別のケースでは、2倍以上の速度を出したおかげで大事な約束に間に合った。

ランダム強化。

こういった経験が、速度超過をやめられなくする強力な要因となります。

私たちの行動のほとんどが、日々、ランダム強化されているのです。

何かをやめたいと思ったら、そのターゲット行動だけを取り出して、即座に、二度と、永遠に繰り返さないと決心することがなによりも必要なのです。

もしそれだけの強い決意ができなかったら、きっとまた繰り返すことになるでしょう。そしてもう一度繰り返したときには、ふたたびランダム強化されることになり、なんであれ、以前よりもやめるのが難しくなります。

▼編集後記:
佐々木正悟



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