前回の「カスタムごみ箱」というエントリーで、
「Downloaded」フォルダは「お気に入り」に登録されているため、アクセスも素早く行うことができます。キーで言えば、[Windowsキー] → [A] → [D] という3ストロークで開くことができます([D]は「Downloaded」の頭文字D)。
という、キーボードだけで目的のフォルダを素早く開く方法をご紹介しましたが、ショートカットである限り、アプリケーションについても同じことができます。
例えば、右図のようにスタートメニュー直下に1つサブフォルダ(ここでは「Works」)を作っておき、その中によく使うアプリケーションのショートカットを入れておきます。
各ショートカットは、すべて頭文字がユニークなアルファベットになるようにしておくことで、例えばメールソフトBeckyを開きたい時は、[Windowsキー] → [W] → [B] という3ストロークで開くことができます。
あまり使わないアプリケーションであれば、さらにサブフォルダを作ってその中に入れておきます。図の例では「AP」というフォルダがそれで、この中のショートカットも同じく頭文字をユニークにしていますので、[Windowsキー] → [W] → [A] → [*] という4ストロークで済みます([A]は「AP」の頭文字A)。
スタートメニュー直下にある「プログラム」メニューから選んでも良いのですが、
1.インストールしているアプリケーションが多いと開くのに時間がかかる
2.目的のアプリケーションを探すのが大変
3.マウスカーソルを合わせるのが面倒(カーソルが外れるとイラッとする)
といった、作業をサクサク進めたいときの障害となるため、今の方法に落ち着きました。
この方法は、PCを買い換えたときにも便利で、「Works」フォルダという言わばショートカット集を新しいPCのスタートメニューにコピーすれば、いつもの仕事環境が整います。もちろん、対応するアプリケーションをインストールする必要はありますが、インストールされていない間はアイコンが正しく表示されないため、これが「要インストールアプリケーション一覧」となります(例えば、上記の図では「WinSCP」はまだインストールされていません)。
とりあえずすぐに使う必要のあるアプリケーションを優先してインストールし、残りのものは必要に応じて、という風にする場合でも、「あと何と何を入れればいいのか」の“残り作業”が常に見えているため、安心です。
もし、後回しにしたアプリケーションを入れるのが面倒だと感じた場合、もしかしたら、それは必要のないものなのかも知れません。これはPCにおける「出直しの法則」と言えるでしょう。
何かの作業をしながら、「そういえば、あのファイルはどこそこにあった」とか「画像加工しよう」など、ふと思いついたことを実行するうえでは、思いついた瞬間にそのフォルダやアプリケーションが目の前に開くことが理想です。思いついてから、メニューを目で見て確認しながら操作をしていたのでは、思考が中断され、集中力を妨げられ、繰り返されるとストレスになります。
同じような方法は、LifeHackerでも「Windows Start Menu quick launch」というエントリーで紹介されていました。
I make shortcuts for my most-used programs and directories in my Start Menu, and then (if needed) I preface them with a unique letter or number. This allows me to press the Windows key once, then one key to open a program.