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ウィキペディアっぽくプロフィールを書いてみる



大橋悦夫映画を観終えるたびに、必ずやっているのが、その映画のウィキペディアページを丹念に読みふけることです。出演していたキャストや監督などを確認しつつ「あぁ! あの映画と同じ監督だったのか!」という発見や「どこかで見たことがあると思ったら、つい最近観たドラマに出てたな確かに…」という“再会”が楽しいからです。

もはや「やらずにおれない」レベルです。

そんなウィキペディアページによる“反芻活動”ですが、ここで得られる体験が提供してくれるものは何か? 言い換えれば何が「やらずにおれない」という気にさせるのか?

おそらく以下のようなメリットが得られるから、でしょう。

  • 新しく知った知識が既存の知識と有機的に結びつけられる
  • 新しく知った知識の相対的な位置づけが把握できる
  • 新しく知った知識の活かしどころがわかる

映画を観た直後にこの反芻活動を行うことで、一面的な理解が多面化し、「そういうとらえ方もあるのか!」とか「あのシーンはそことつながるのか!」という“塗り残し”がきれいに埋まるカタルシス。

また、「今回の俳優が出ている別の映画も観てみたい」とか「すでに観たことのある映画だけど、この俳優のシーンだけもう一度観てみたい」という新たな“タスク”もそこから生まれてきます。

このようにウィキペディアページは何かについてもっと深く知りたい、という要求に応えてくれるフォーマットであることに改めて気づかされます。

これは情報を提供する側からとらえ直せば「もっと深く知ってもらいたい」という願いを叶えてくれるフォーマットである、とも言えるでしょう。

ウィキペディアっぽくプロフィールを書いてみる

そこで思いついたのが、ウィキペディアっぽくプロフィールを書いてみる、という試みです。

もちろん、実際に自分でウィキペディアに自分の名前のページを作成するのが一番良いのでしょうが、いきなり作るのはやはりハードルが高い。

ということで、「もしウィキペディアに自分の名前のページを作るとしたら」という想定で、無数にある著名人のウィキペディアページを参考に手元で作ってみるところが最初のステップとしてはほどよいかと思います。

好きな俳優やクリエイターのページを参考に

たとえば、僕はJ・J・エイブラムスが好きなので、彼のページを参考に書き始めました。

ちなみに、J・J・エイブラムスはシリーズドラマでは「LOST」、「フリンジ」、「パーソン・オブ・インタレスト」などを手がけ、映画では「ミッション・インポッシブル」シリーズ、「スター・トレック」シリーズ、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」などの大作に関わっています。

いずれか1つでも観たことがあるという方は多いのではないでしょうか。

J・J・エイブラムスのウィキペディアページ



この構成を真似て、書いていくわけです。書き始めてすぐに気づきましたが、読むだけではサーッと流していたところを、真似て書こうとすることで「あぁ、自分の場合はこういうことも書けるんじゃないか?」という新しい視点が得られるのです。

ほかにもいろいろなページを参照することで、自分というものをとらえ直すきっかけになりますし、何よりもそれによって公開可能なプロフィールというものができあがるという、一石二鳥な取り組みと言えます。

ちなみに、以下は書き始めたばかりですが、僕自身の“ウィキペディアページ”です。

大橋 悦夫

大橋 悦夫おおはし えつお、1974年3月3日-)は、日本のブロガー、プロデューサー。タスク管理ツール「TaskChute(タスクシュート)」の開発者として知られている。

学生時代まで

東京で生まれ、21歳まで東京で育った。両親ともに日本人で、父親は呉服の卸売業を営む。幼少時より英語に関心を持ち、9歳のときに小学生向けの英会話スクールに通う。上智大学外国語学部英語学科に進学。学生時代に授業と部活とアルバイトの3つの活動に忙殺されたのを機に、ビジネス書、特に時間術や仕事術に関する本を読み込み、パソコンを使った日々の行動の記録とふり返りを始める。

経歴

大学在学中に作家のY氏に師事し、文筆業の基礎を築くが、卒業後は一般企業に就職、ソフトウェア技術者としてキャリアを積む。退社後は、企業向けのマニュアル制作やシステム開発、ウェブサイト制作を請け負いつつ、仕事術をテーマとするブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」を開設。『「手帳ブログ」のススメ』、『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』、『そろそろ本気で継続力をモノにする!』などを著す。

書き始めると、まさに芋づる式に「あれも書こう」、「これも書こう」と、どんどん書きたくなります。

そうなると「著名人たちのウィキペディアページにはどんなことが書かれていて、そして、どんなことは書かれていないだろうか?」という疑問が浮かびます。

この視点で改めてウィキペディアページを巡っていくと、そこでまた発見があるのです。

「あぁ、こういう風に書けばいいのか」と。

ということで、ここまで読んで興味が湧いた方は、ぜひご一緒に。

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