2月11日(土)に第67回となるタスク管理ワークショップ「タスクカフェ」を開催しました。2011年8月にスタートして以来、毎月欠かさず、67ヶ月間連続で開催し続けています。
第67回のテーマは、「意志力を発揮して仕事を少しずつ確実に進める方法」でした。
以下はそのときのご案内です。
なかなか取りかかれない仕事も、締切間際になると、追い込まれるプレッシャーを頼りに一気に片づけることができてしまうものです。
でも、常にこの「締め切り効果」に頼るのはもったいないことです。
毎回きちんと「一気に片づける」ことができるとは限りませんし、「一気に片づける」のには精神的にも肉体的にも多大なな負荷がかかるからです。
「次回はもっと余裕をもって仕事を進めるようにしたい」と思うものの、喉元過ぎれば“辛さ”を忘れるがごとく、なかなか「一気呵成の仕事術」から抜け出せない。
そこで、今回はこの「余裕を持って仕事を進める」ための“初期設定”と“導入手順”を、事例をまじえながらお伝えします。
タスクカフェは、主宰の大橋悦夫とそのパートナーの佐々木正悟による、タスク管理に関するワークショップです。
メニューは以下の通り。
- レクチャー(大橋と佐々木より)
- 質疑応答
- 個別相談
前半に大橋と佐々木より毎月のテーマに沿ったレクチャーを行い、質疑応答を挟んで、後半は個別相談タイム。受講者お一人ずつ、大橋または佐々木と一対一でご相談をお受けしています。
受講者全員の方のご相談にしっかり時間をとってお答えしたいので、現在のタスクカフェの定員は6名となっています。
個別相談で初めて解決する課題
レクチャーの後に質疑応答の時間があるのですが、受講者6名とはいえ「こんな個人的なことを質問するのは気が引ける」とか「あまりにも初歩的な内容なので恥ずかしい」といった理由で、質問したくてもできない、という方が意外と多いということが分かりました。
それが分かったのは、この個別相談を始めてからのことです(当初は個別相談の時間は設けていませんでした)。
例えば、これまでに以下のようなご質問・ご相談にお答えしてきています。
- スケジュールを立てるのが苦手なのだが、何から改善していけばいいか?
- クローズリストができあがった状態で、1日の仕事を始めることができない。
- 上司から話しかけられたり部下のサポートをしたりでなかなか集中して取り組めない。
- タスク数が多くなったとしても今以上に細分化するべきか?
- 仕事で、1日の時間の使い方が定まっておらず、時間を持て余してしまう。
- 自分のTaskChute2の使い方が正しいのか?に自信が無いため、記録と予定の入力内容をチェックして欲しい。
- 突発的なイベントで予定が総崩れになった場合に、翌日以降のタスクを組み直す時間の確保自体が難しく、ペースが定まらない。
- TaskChuteの記録が途切れてしまった後、記録を再開する際の、気持ちの切り替え方。
- 日々の緊急案件に振り回されて、何ヶ月も前から抱えている重要なプロジェクトがいっこうに進まない。
- タスクを実行しながら、新たなタスクが次々に生まれてしまう。
- 独立して1年、OmniFocusでGTDに取り組んだものの、収集ステップから先に進めず挫折。ここから先はどうすればいいか?
いずれも、「こうすればOK」という唯一の正解のない課題ばかりです。個別にお話をおうかがいしながら、どのように進めていくのがベストなのかを探っていくしかありません。
こちらからもご質問をさせていただき、その中から「実は本当の課題はこういうことなのではないか?」という、ご本人にも見えていなかった問題が明らかになることもあります。
このようなわけで、「個別」にしっかりと時間をとって、お答えしています。
次回のテーマ:「やる気」の効果的な使い方
そんなタスクカフェですが、次回のテーマは、「やる気」の効果的な使い方ということで、レクチャーを予定しています。
パートナーの佐々木正悟は、『やる気ハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気クエスト』などの著作を持つ「やる気」についての第一人者です。
佐々木は「やる気」について以下のような特徴を挙げています。
- やる気は有限
- やる気は野放図には使えない
- 「意志力が弱い人」はいない
これらは、やる気の原則と言えます。これらの原則を理解したうえで、
- 必要なときに「やる気」を出すにはどうすればいいか?
- 有限の「やる気」を程よく使うにはどうすればいいか?
- 自分以外の人の「やる気」を引き出すにはどうすればいいか?
といった実践方法を知ることで、限られた時間で最大限の成果を引き出すことができます。
今回のレクチャーは、まさにこの「やる気」の効果的な使い方を詳しくお伝えします。
とにかく「やる気」が出せなくて困っている、という方は、ぜひご参加ください。
» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷
「タスク管理トレーニングセンター」のご案内
タスクカフェは東京(渋谷)でのみ開催しているため、地理的にご参加が難しいという方、あるいは日程的に厳しいという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、昨年10月より「タスク管理トレーニングセンター」というオンラインコミュニティをクローズドで運営してきました。
好評につき、このたび公式リリースいたします。
タスク管理トレーニングセンターとは?
「タスク管理トレーニングセンター」は、タスク管理にまつわる以下のような課題に取り組みます。
- いろいろな本を読んだりセミナーを受けたが自分なりの方法が確立できていない
- こちらの業務環境や状況に合わせて客観的なアドバイスをして欲しい
- 誰に質問していいのか分からない
- どのツールが自分に合うのかが分からない
- TaskChute2で「こういうこと」をしたいが方法が分からない
- たすくまで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
- TaskChute Cloudで「こういうこと」をしたいが方法が分からない
- この使い方で合っているか不安
- もっといいやり方があれば教えて欲しい
- 他の方とタスク管理に関する課題を共有したい
これらの課題の解決のために以下のようなメニューをご用意しています。
- タスク管理アプリの開発者とタスク管理のエキスパートがあなたのご質問にお答えします
- 一般非公開のコミュニティで他の参加者の方と課題を共有できます
- タスク管理の考え方・やり方の理解を深めるためのレクチャー動画をご覧いただけます
ご質問にお答えするのは、TaskChute開発者の大橋悦夫、たすくま開発者の富さやか、TaskChute Cloud開発者の松崎純一、そして、タスクシュート歴10年の佐々木正悟の4名です。
また、毎月のタスクカフェのレクチャー内容を動画で公開しています。
これまでにお答えしているご質問や現在公開中のレクチャー動画については、以下のページにて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。