2008年4月1日(火)よりメルマガを始めます(エイプリルフールではない)。
タイトルは、「ビジネス書リストブック」。
今回は、始めようと思った経緯と詳細についてご紹介します。
本を読んだら実践したい
↑この一言がすべてを言い尽くしているのですが、要するにそういうことです。
本を読んだら、そこで学んだことを可及的速やかに仕事に活かす。それができれば、本を買うのに費やした金額の何倍ものリターンが得られるはずです。たとえ、1冊につき1フレーズしか得るものがなかったとしても、“元本割れ”はないでしょう。
どうすれば実践できるか?
では、読んだ本の内容を実践に移すにはどうすればいいでしょうか?
これについては、以下のエントリーにて。
1.買うまでの敷居を乗り越える
2.買った本を読み始める
3.読んだ本からタスクを抜き出す
4.抜き出したタスクを実行に移す
5.実行に移したタスクをレビューする
このリストにおける3番目がカギとなります。つまり、読み終えて(あるいは読んでいる最中に)、すぐに仕事に活かせるように下ごしらえをするステップです。
これについては、以下のエントリーにて。
1.ざっと一通り読む
2.各項目を質問化する
3.各質問に答えていく
4.質問にYesと答えられない、あるいはピンと来なければ本文を読む
5.具体的に何をどうすればいいかを知る
6.3に戻る
このリストにおける2番目です。つまり、質問の形式に変換すればいいわけです。
「少しずつ頻繁に進める」
例えば、『マニャーナの法則』の以下の7つの原則。
原則1「明確なビジョンをもつ」
原則2「一事に集中する」
原則3「少しずつ頻繁に行う」
原則4「リミットを設ける」
原則5「『クローズ・リスト』を使う」
原則6「突発の仕事を減らす」
原則7「コミットメントと興味を区別する」
これを質問の形式に変換したのが以下。
質問1「しないことリストに沿っているか?」
質問2「一事に集中しているか?」
質問3「明後日締め切りの仕事にすでに着手しているか?」
質問4「その仕事の制約は明確になっているか?」
質問5「チェックリストを使っているか?」
質問6「それは理性で説明がつくか?」
質問7「周りのみんなに『これをやる』と宣言できるか?」
「AをBする」とあったら「AをBしているか?」というシンプルな変換が基本なのですが、それだけでは意味がわからない、すなわち行動を起こせない場合は、自分なりの解釈を加えた上で、書き換える必要があります。
例えば、原則3「少しずつ頻繁に行う」を「少しずつ頻繁に行っているか?」と変換したとします。これはこれでいけそうですが、実際にこの質問を受ける立場を想像してみると、
「少しずつってどれぐらい?」
「頻繁にってどれぐらい?」
ということで、ツッコミどころがあることに気づきます。そこで、本文を読んでみると、
レポートやプロジェクトといった、完成が目的の仕事なら、一度にやるより、少しずつ頻繁に進める方が明らかに有利です。
とあります。
なるほど、「完成が目的の仕事」が前提なのか、と納得できます。この納得を加味すれば、完成させるべき日に仕事に着手してはならない、という解釈が生まれます。つまり、締め切りの日になってから取りかかるのでは、「少しずつ頻繁に進める」ことは難しいからです。むしろそれは「たくさん一気に進める」でしょう。
そこで、少なくとも2日前には着手していなければ「少しずつ頻繁に進める」にはならないだろう、ということで、
「明後日締め切りの仕事にすでに着手しているか?」
という質問文に変えたわけです。これならできているかできていないかが明白です。
これ以外の質問については、後日メルマガにてご紹介します(つまり、ここまでの説明は将来書かれるはずのメルマガ原稿を「少しずつ頻繁に進める」ための第一歩だったのでした)。
「ビジネス書リストブック」の概要
原則として、1冊の本からそのエッセンスをリスト形式で抜き出し、これをチェックリストとして活用してもらえるようにまとめます。
「ビジネス書リストブック」の目指すところ
実践です。読んだ方に「やってみよう」と思ってもらい、実際に行動を起こしていただくことです。
「ビジネス書リストブック」の名前の由来
「ビジネス書」をテーマに「リスト」を扱うということで、最初は「ビジネス書リスト」で行こうと思ったのですが、そうなると単なる「ビジネス書の一覧表」になりそうだったので、「シティバンク銀行」のように重複してしまいますが、後ろに「ブック」をつけることにしました。
「ビジネスブックマラソン」という老舗メルマガがすでにありますので「ビジネスブックリスト」はやめておきました。「ビジネスブックリスト書」もしまらないですし。
購読のご登録はこちら
ということで、購読のご登録は以下です。
▼インスパイアされた本:
リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術] 堀内 浩二 ゴマブックス 2008-02-27 by G-Tools |
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