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思わぬことが役に立つのは単に忘れているだけなので、



大橋悦夫復習するのが良いと思います。

…ということで、毎朝、前日の記録を読み返すことを日課にしています。

いろいろな記録をとっていますが、いくつかのことについては「ChangeLog(チェンジログ;変更履歴)」という扱いにしています。

具体的には、いくつかの記録にはEvernoteに「ChangeLog」というタグをつけています。

ChangeLogがつくのは以下のような“変更”です。

  • あったこと
  • やったこと
  • 始めたこと
  • 変えたこと
  • やめたこと

これらを読み返すわけです。

「ChangeLog」とは「試行」の記録

その時は必要があって、やったり、始めたり、変えたり、やめたりするのですが、時間が経つと、どうして、やったのか、始めたのか、変えたのか、やめたのか、が思い出せなくなります。あるいは、それ自体を忘れることもあるでしょう。

例えば、

  • 思いつきで始めた早朝の英語の勉強が最初の3日だけで終わっていた

というようなことです。

何もしなければ、そのまま忘れ去られてしまうところですが、もし、「○月○日に早朝の英語の勉強を開始した」という記録が残っており、ふり返る習慣によって、その記録に“再会”できたとしたら、

「おっと、3日で終わっていたので、また再開しよう」

というきっかけが得られるでしょう。

もちろん、“再会”したものすべてについて再開が必要になるとは限りませんが、再開することによって、次の展開が得られることは少なくありません。

「ChangeLog」はターニングポイント

何かが起こる時というのは、それが良いことであれ、良くないことであれ、過去の自分がやったり、始めたり、変えたり、やめたりしたことのどれかが何らかの形で影響しているケースが少なくないでしょう。

何かが起きた時に、それに適切に対処するためには、最初に、それまでの経緯を正確に把握することが欠かせません。

原因を突き止めることができれば、いま目の前に起きていることについて、

  • それが良いことであれば再現するためのヒントが、
  • それが良くないことであれば再発を防ぐためのヒントが、

それぞれ記録から得られるからでです。

あるいは、過去において判断ミスがあったのなら、どこまで戻れば良いのか、そのターニングポイントを特定することもできるでしょう。

もちろん、不慮の事故など、記録がいっさい役に立たないこともあります。でも、それ以外の大半のケースは記録が活躍してくれるはずです。

あらゆることを記録することは不可能ですし無駄ですが、できる範囲で記録を続けていると、どんな記録が自分にとって役に立つのかがわかるようになってきます。

僕自身、記録と読み返しを続けることで思わぬところに突破口が見つかることが増えていると実感しています。

「思わぬところ」というのは単に忘れているだけなのですが…。