ドキュメントスキャナーもフラットベッドスキャナーも持っていますが、紙類をiPhoneで撮影するということもよくやります。
iPhone 5の優秀なカメラと、スキャナーアプリを使って撮影するのですが、ほとんどの場合、保存したい部分を手動で指定する必要があったり、コントラストを調整する必要があったりします。
また、レシートなどのカールしている紙は、机の上に平らに置くのは難しいため、テープで机に貼り付けることもあります。
しかし、キングジムから発売されているSHOT DOCSシリーズのハードホルダーを使えば、紙をホルダーにサッとはさんで、専用アプリを使って撮影するだけで、必要な部分を自動的に認識してシャッターを切ってくれるので、簡単にきれいに保存することができます。
解体したくない薄い冊子の撮影に重宝
SHOT DOCS ハードホルダーを購入したときには、1枚ずつバラバラになっている紙のみを、ホルダーにはさんで撮影することを考えていました。
ところが、薄い冊子(A4サイズの紙を二つ折りにし、中央をステープラーで留めてある12ページの冊子)をもらったときに、冊子をバラさずに、すべてのページをきれいに撮影して保存したいと思い、SHOT DOCS ハードホルダーを使ってみたところ、思いのほかきれいに撮影でき、一人で喜びの声をあげていました。
このような冊子は、普通に開いて机に広げると、中央から外側に向かって若干反り返ってしまいます。
しかし、SHOT DOCS ハードホルダーにはさむと、反りもなく、ピシッと開いていてくれます。
A4用紙3枚分の厚みなので、ホルダーが膨らむこともありません。
専用アプリで撮影すれば、自動的に紙のサイズを検出して、シャッターまで切ってくれます。
よけいな手間がかかりません。
専用アプリからEvernote、Dropbox、Google Driveに保存
SHOT DOCSシリーズと一緒に使う専用アプリは、iPhone版とAndroid版が用意されています。
アプリ内から、Evernote、Dropbox、Google Driveに保存することができるのも便利です。
複数の画像を選択して、まとめて保存することもできます。
ただし、複数の画像をPDF化する機能はないので、たとえば、画像をEvernoteに保存すると1画像1ノートとして保存されます。
この点については、今後のアップデートで対応してくれることを期待しています。
(Google Driveのアカウントの設定をしていないため、メニューに出てきていません)
「スキャナーは必要ない」「わざわざスキャナーを使うのは面倒くさい」でも、スマートフォンで書類を持ち歩きたいという人に、SHOT DOCS ハードホルダーはぴったりの道具だと思います。
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ScanSnap iX500のおかげで、スキャナーを使うことがだいぶ楽になりましたが、ADFに通せない紙類を簡単にきれいに残す方法を模索していました。SHOT DOCS ハードホルダーは赤と黒の2色を買ってみましたが、1つでもあれば重宝するでしょう。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「シゴトに美味しいスパイスを」中の人。