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ノマドのためのタスク管理の技術#04:iPad mini、買う?

佐々木正悟 最近さすがに悩みが増えております。iPhone5、Kindle、iPad mini、そしてEvernote5。それぞれバラバラなところもあるのですが「買い物」という意味では私にとっての意味は同じ。告白すれば全て欲しい。

しかし、理性的に考えると手に入れるべきはiPhone5だけ。それすら必須ではないのです。Evernote5にはいずれ移行するでしょうが、現状すぐにアップデートしたくありません。同期にかける時間を今の私は別の仕事にかけたいのです。

カバンは軽くなるか?

理性的に考えた際、最大のポイントは鞄が軽くなるのかどうか?という一点に尽きました。つまりiPad miniと新しいKindleを買えば鞄が軽くなるのか?

これがまったくならないのです。

まず私は自分が持ち歩いている書籍が何点くらい、Kindle版であるかどうかをチェックしました。ゼロです!これはびっくりです。別に古書を持ち歩いているのではないのです。ストアに数万点もあって、私が持ち歩くのもけっこう新しめの本なのに、ゼロとは。もちろんいずれは出てくるでしょう。

しかし今すぐKindleを買っても鞄の中身はKindle分重くなるという事態。そうはいっても大したことはありませんが。

次にiPad mini。私はカバンの中にMacBookAirの13インチを放り込んでいます。いつも使うわけではないのですが、Taskchute2のレビューとプランニングをするのです。そのためにはどうしてもFusionが必要で、iPadでは代替えになりようがないわけです。(遠隔操作は私の感覚ではちょっと色々あれなのです)。

正直、1300グラム以上が300グラムに換えられるなら、それに強い魅力を感じます。それでも躊躇するというのは相当のものです。もちろんiPad miniで原稿を書けるというならやりたいのですが、それにもちょっと向かない。つまりいまiPad miniとKindleを買うと、カバンからなにも減らず500グラム重くなってしまいそうなのです。

ガジェットの「お世話」を避けたい

理屈は以上の通りです。もちろん私は仕事だけしているわけではありませんし、こういうものを買うのが趣味みたいなところもあるので、以上の理屈を十分に踏まえつつ、買ってもいいのです。ただ「ノマド」についても「仕事」についてもメリットは全く不十分なのです。

正直、これだったら小型軽量のVAIOでも買った方がずっといいでしょう。

しかし、VAIOまで含めて検討しても、なお考えてしまうことがあります。古傷がうずくのです。「はじめようインターネット」とか「ようこそポストペットへ」(そんな名前じゃないはずですが、そんな雰囲気を思い出すのです)といったアイコンとかアプリを一生懸命アンインストールしていた頃の悪夢がよみがえってきます。

KindleやiPad miniは、そういう点についてもよくよく考えられていて、「かわいいけれどそんなにお世話を必要としない」(というコピーを読んだことがあります)よくできたペットみたいなものと考えてもいいのですが、さすがにお世話がゼロとはいきません。最近はiPhoneの「すべてアップデートする」すら先送りにすることが出てきたくらいなので。(面倒くさがりすぎなのですが)。

ただ、鞄の中身が決して軽くはならず、ごくわずかでも重くなるように、使う時間がどんなにわずかでも増えるというのは、できるだけ避けたいとも思うのです。

現状KindleやiPad miniをいじるのは、私の場合仕事ではなく、遊びだととらえる必要がありそうです。そうであればそれはそれとして、買って楽しむしかないでしょう。その時間があるかどうか。娘が幼稚園に上がってから買うのでも良さそうです。あるいは娘と一緒にいじるか。初代のiPadは娘には重そうですからね。

でもきっとどれも買うだろう

でもどうせ最後はみんな買うだろう。

これが結論です。買うにせよ買わないにせよ「ノマド」というのは冷静に考えてみる必要があるということなのです。インパクトで軽くなるとか時間ができると考えるべきではないのです。そうはなっていないというのが現実だったりします。

しかし鞄が軽くならなくても、時間が失われても、合理的な理由は何一つなくても、それでも欲しいから買うということは当然ある。実は非生産的でもカフェで仕事をする自分に「スタイリッシュさ」を感じるというただそれだけの理由でカフェで仕事をすることは当然あるように。

私はそれが悪いことだとは思わないのです。