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トップ > シゴタノ! > Mac を仕事で使うあなたが Snow Leopard にアップグレードすべき7つの理由





堀 E. 正岳
いよいよ 8 月 27 日に最新の Mac OS X 10.6、Snow Leopard が発売されます。偏見と言われてもけっこうですが Windows だとアップグレードが面倒なのに、なぜか Mac OS X だとわくわくしてきます。

しかし Mac OS X 10.5 Leopard に対して、それほど大きな「革新的」な新機能がないと言われている今回の Snow Leopard ですが、そもそもなぜアップグレードした方がよいのでしょう?

Apple は今回の Snow Leopard 関してこれまでの OS に目新しい機能を入れるよりも、時代にあわせてもっと利用しやすい OS を作るという手法をとっています。現在わかっている Snow Leopard の様々な機能にも、そうした哲学が盛り込まれています。ある意味、仕事で Mac OS X を使う人にとって Snow Leopard は今までにないくらいお買い得な OS に仕上がっているのです。

技術的な細かい点でも気になることが多い、新しい Snow Leopard ですが、今回は仕事で利用している人に特化して、「なぜアップグレードすることで毎日がもっと楽になるのか」に着目して紹介したいと思います。


1. Cocoa アプリとして生まれ変わった新しい Finder

finder

Mac OS X の Finder はウィンドウ操作などを受け持って最も利用されるインターフェースであるのに、唯一 Cocoa 化が遅れていて、場合によっては OS 全体の足を引っ張るやっかいものでした。Snow Leopard では Finder が一新し、完全 Cocoa 化、64ビット対応、新しい Grand Central Dispatch によるマルチコア最適化も施されて高速化されました。これだけでも、ふだんの作業がずいぶんと楽になることが期待されます。

実際、これまで Cover Flow のなかでできたように、複数ページのドキュメントや PDF の中身をアイコンビューで表示できるようになっているのは、新しい高速化された Finder のおかげなのです。

2. スリープからの復帰とシャットダウンの高速化

スリープからの復帰とシャットダウンのためにかかる時間はたとえちょっとの間でも、目の前で待たされている私たちには無駄な時間です。小さなことかもしれませんが、これまでにも早くオフィスをでないとバスに乗り遅れてしまうというときに Mac がシャットダウンするのが遅くてイライラと待たされることがありました。Snow Leopard ではスリープからの復帰とシャットダウンが半分程度になっていて、日常のストレスを大きく軽減してくれます。

3. より小さな、小回りのきいた Mac OS X

Snow Leopard は徹底的にダウンサイズが施されて OS としてのフットプリントは半分になっています。アップグレードした場合には 6GB ほどの容量を解放してくれますので、初代の MacBook Air を持っている私などにはこれはうれしいボーナス容量になります。

4. Expose と Stacks がさらに使いやすく

stacks

日常のデスクトップ操作に不可欠な機能の Expose が Snow Leopard では Dock と一体化して利用しやすくなっています。たとえばプレビューで数多くのウィンドウを開いている人なら、Expose を起動して Dock のプレビューアイコンをクリックするだけで、プレビューに関わるウィンドウだけが画面上に配置されて選択しやすくなります。また、これまでお世辞にも使いやすいとはいえなかった Stacks が洗練されて、スクロール機能やナビゲーションに対応しています。この二つの機能で日常にどんな近道がつくれるか楽しみです。

5. Yahoo! や Google のカレンダー、コンタクトとの連携

オンラインでカレンダーを利用する人が多いという声に応える形で、iCal で Google Calendar や Yahoo! のカレンダーとの連携が可能になりました。また、アドレスブックの同期が Mobile Me だけでなく Google や Yahoo! を使って可能になっています。

あとは一部の噂でみられるように、Facebook や Twitter などといったソーシャルメディアとの連携がやってくれば完璧なのですが、これは待っていないといけなさそうです。

6. Exchange サーバーとの連携で Entourage いらず

ical

企業で Microsoft Exchange Server を利用している人は、Entourage などを利用しなくてもデフォルトのメールアプリ、iCal、アドレスブックを利用して情報を管理することができます。これで、これまで以上に Windows に囲まれた職場で忍者のように隠れることができるわけですね。

一方、このニュースに答えるかのように、Microsoft から 2010 年にリリースされる次の Mac OS X 版の Office で Outlook が移植されることが発表されています。Snow Leopard の登場で「Mac で仕事」がさらに便利になるとみて間違いなさそうです。

7. TextExpander のようなテキスト変換機能

あまり注目されていないこの機能ですが、Snow Leopard では (c) と入力したら © に自動変換するなど、Unicode を意識したテキストの自動変換機能が実装され、ユーザーでもそれを定義できるとされています。私としてはお気に入りの TextExpander をつぶしはしないかと心配ですが、便利なものなら何でも歓迎です。

「今よりも、さらに使いやすく」が他にもたくさん

挙げればきりがない Snow Leopard の新機能ですが、これ以外にも個人的に自分のワークスタイルに影響してくれるのではないかと期待しているのが、新しい Quicktime X、プレビューにおける PDF テキスト選択機能の改善(2段組でもちゃんと頭よくテキスト選択ができるようになった!)、BootCamp の HFS+ 対応、Time Machine の高速化、などがあります。

このようにアップグレードでさらに OS が高速になり、使いやすくなることがわかっていると、それだけで待ち遠しくなってきます。考えてみれば、Mac OS X のアップグレードがなんでわくわくするのかというと、新しい機能によって自分の Mac が新品同様に甦る気がするからではないでしょうか?

さて、そろそろ失礼させていただいて私は自宅と職場のすべての Mac をアップデートするための Snow Leopard ファミリーパックの予約をしなければ!

 

 
▼最近気になっている一冊:

選挙が近づいていますね。この国の選挙活動は巧言令色、美辞麗句ばかりで、数字をちゃんとおさえた議論が行われないのがとても気になっています。こうした言葉に惑わされずに正しい選択をするには、一見正しい主張の中に隠れた欺瞞や不備を暴く鋭い観察眼が求められます。

そこでおすすめしたいのが、哲学者である岩崎武雄先生の『正しく考えるために』です。この本はそもそも、「考える」とは何をすることなのか、「考えること」と「知ること」の違いとはなにか、判断すると言っても「何について判断するのか」といった思考の鋭さを鍛えるためのかっこうの入門書となっています。

正しく考えるために (講談社現代新書 285)
岩崎 武雄
講談社 ( 1972-07 )
ISBN: 9784061156852

特に本の後半に述べられている弁論術上の誤った論理展開の節を読んでいると、いかにこの手を利用している人が多いかに驚かされます。あなたの「考え方」を研ぎすます一服の哲学的スパイスをどうぞ。

(今調べたところこの本は Amazon でも売り切れ寸前ですね。不幸にして売り切れていた場合は、岩崎先生の『哲学のすすめ』をどうぞ。こちらも「考える」力を養う好著です)

哲学のすすめ
岩崎 武雄
講談社 ( 1966-01 )
ISBN: 9784061154667
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 

▼編集後記:
堀 E. 正岳
ところで Mac OS X をアップグレードするよりさきに、我が家がアップグレードしてしまいました。本連載を一回休ませていただいていた間に、待望の娘が生まれましてただいま元気に成長中。泣き出したときは iPhone の Whitenoise White Noise というアプリで波の音や、雨の音を聞かせてあげて眠らせています。大きくなったら、横暴な親として、もちろん Mac を使わせるつもりです。

 
▼堀 E. 正岳:
「これからMacを始めたい人」を徹底ガイド。Lifehacking.jp主宰。

 
 
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 【実践編】

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  • 講師:岡本達彦先生、大橋悦夫、新井ユウコ
  • 定員:30名
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■会場:渋谷/ティーズ渋谷フラッグ

 
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▼ピックアップ:

  • 新しくなった Snow Leopard の「サービス」機能を使う(堀 E. 正岳)
  • ショートカット一つに数十秒分の作業を閉じ込めるのだ。Snow Leopard のサービス機能を実際に使ってみる(堀 E. 正岳)





  • 習慣の力を最大限に利用して、少しずつ確実にステップアップ

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