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今の自分に迷っている人へ『5(ファイブ) 5年後、あなたはどこにいるのだろう?』

海老名久美
自分が一番大事に思っていることは、なんだろう?

何のために、自分は今の仕事をしているのだろう?

本当は、自分はどうしたいのだろう?

ふとした拍子に、迷っている自分に気づくことがありませんか?
私の場合は、常に迷いっぱなしなので、自分が迷っていることにも気づいていなかったような気がしますが。

「それほど先のことを考えても意味がない。」

「1年後さえどうなっているか分からないのに、何年も先のことなんて。」

ここ3年くらいの口癖でした。ちょっと、刹那的すぎだったかもしれません。
そんな私の目に飛び込んできた本が、『5(ファイブ)』です。



『5(ファイブ)』は、B5変型版で、普通のビジネス書などよりは大きい本です。

一見すると、絵本のようにも見えます。そして、ページ数も80ページと多くありません。ほぼすべてが文章で、イラストはありません。それでも、『5(ファイブ)』が絵本のように思えるのは、タイポグラフィーやブックデザイン(あるいは装丁)に楽しい工夫が施されていて、文字自体をずっと眺めていたくなるような作りになっているからでしょう。

随所に「問いかけ」があり、それに対する「こたえ」を書き込むスペースも用意されています。このスペースが、単なる箇条書きの空白が設けられているといったものではなく、ブロックタイプのメモ帳のようだったり、ふせんのようだったり、外国のノートのようだったりするのです。本が大きくて薄いため、バッと机に広げて、お気に入りのペンで書き込もうという気になります。そうやって書き込んでいるうちに、自分の今後のことを少しばかり考えてみようか、と思い始めたりするのです。

なんだかモヤモヤするけれど、それが何なのかよく分からないし、わけも分からずジタバタしてしまう、という人は、ぜひ手に取ってみてください。ほんの少しでも、ヒントになることが見つけられるかもしれません。


▼編集後記:
海老名久美



自分のことを、ちょっとじっくり考える時期なのかもしれません。


▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。