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タスク管理に悩んだら読むべき『タスク管理超入門』

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▲これがなぜ・・・▼こうなるのか?

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本書はビフォア(上)がAfter(下)にどうしてなるのか?
または、どうしてそうまでしなければならないのか?
どうにも理解できない、という人が読むべき本です。

私自身も含め、たいていタスク管理について書く人は「下」を中心に書いていきます。ある程度それには避けがたい理由もあります。単純にこの過程を描くことが、難しいということもあります。

本書の著者は電子書籍で「マンガ」という形式を採用することによって、通常の制約を大幅に取っ払って描いています。この点が大事です。いくつかの部分を思い切ってはしょらないと、なかなか本書のようなことはできないのです。

これまで「下」のような長大なリスト、過剰に細かいとしか思えないリストを見ては、「タスク管理は変人だけがするもの」と思っていた人はぜひ、本書を読んでいただきたいと思います。

GTDで「離陸」してタスクシュートで「高度安定」する

一般的なタスク管理のスタートとなっている「収集ステップ」から、多くの人の躓きのポイントとなる「タスクの整理」に至にあたり、例えば「2分以内でできることを片付ける」が出てきます。

このステップは人気がありますが、タスクシュートで仕事を回している私などからすると、「2分でできることばかりに長い時間をかけていると、後で長い時間がかかることばかり残って、終わらなくなる」のを懸念します。

GTDの「収集ステップ」ではどうしても大量のタスクが集まってしまうので、ある程度リストを整理しにかかるわけです。そのために「2分で終わること」をリストから消してしまうという発想ですが、このような流れを考えると、「2分で終わること」をガンガンやっつけるのは、最初の一時でもいいわけです。

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もちろん毎日のルーチンの中に「2分で終わることをまとめて片付ける」というデイリータスクを入れてもいいでしょう。この辺は仕事の実情にあわせればよいところでもあります。

この「GTDで離陸した後、絞りこまれたルーチンタスクを中心に、タスクシュートで安定運行する」という流れは、実は多くのタスクシュートユーザーがやって来たことかも知れません。

とすると、本書を読むことによって、その流れの大筋を把握することができます。ただこれだけでも「GTDとかタスクシュートとか、とにかく難しそうでさっぱりだ」という人には、本書をおすすめしたい理由になります。

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▼編集後記:
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「わかりやすさ」では記事で引用した本には劣るかも知れませんが「実行した場合の効果」では決してそれに劣らないと自負しています。

それのみならず、およそ世にある「片付け本」と比較しても、実行時の面倒くさくなさと、片づく効果では、決して劣るものではありません。やってみれば簡単に、そして確実に、書斎でも部屋でもスッキリすることでしょう。