本というのは、著者の人生経験の“縮刷版”のようなものだと感じることがあります。そこには、著者のもつ有形無形の経験がぎっしりと詰まっているからです。
読者は、読書という行為を通して、この経験を受け取ります。読者の目には一人一人にそれぞれ特定の話題により強く反応するフィルタがはめ込まれているので、同じ本を読んでも受け取る刺激が異なります。
そんなことを考えさせられたのが今回ご紹介する『「いい気分」セラピー』。
たくさんの「いい気分」になる“ハック”が紹介されているのですが、僕のフィルタに響いたものをいくつかご紹介。