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人はなぜ○○し続けるのか?

人が同じことを倦まず弛まず続ける時、それができるということはそれこそが自分がやるべきことであり、自分らしさの発揮への最短ルートでもあります。

もし「これだ!」と思ったものが、途中で潰えてしまったとしても、それは自分がやるべきことではなかったものと考えて、次の「これだ!」を探すまでです。

次のブログは、昨年の8月5日から8ヶ月以上続いているようです。

» 私は毎日自動販売機の写真を撮っています。ごめんなさい。



文字通り、自動販売機の写真を毎日撮影し、その商品構成の変化を記録しています。たいていは「変化なし」ですが、商品が入れ替わった時は簡単なコメントが添えられます。

  • 「ロイヤルブレンドがグランデに変わった(中段右から3番目)」
  • 「ひとつだけ出遅れていたエスプレッソ(中段右から4つめ)のデザインがやっと変わった」
  • 「ポスターが変わりました。中段右から4番目が「エスプレッソカフェ」から「ワイルドドリップ」に変わりました。新製品のようです」

これを見て「おもしろい!」と感心する人はたくさんいると思いますが、ブログを書く側にとってのメリットは、そういった多くの人から注目されるということではもちろんなく、続けることで得られるさまざまなことでしょう。

例えば、

  • 日々蓄積された記録がそのまま何かの役に立つ?
  • 他にも同志が現れ、この活動が全国に広がる?
  • 企業やメディアに注目され、何かのチャンスが生まれる?

などが考えられます(あくまで可能性として)。

とはいえ、こういったことを目的にしないことが実は大切なのではないでしょうか。結果としてついてくるなら良いのですが、目的として設定してしまうと途端に辛くなります。

「毎日撮影するのが楽しいから」というシンプルな動機の方が長続きするでしょうし、自然でしょう。
そういう意味では「目的を持って始める」ことが必ずしも正解とは言えなくなります。

「○○しなければいけないから」という強迫観念が生まれたら、それはもはや自分がやるべきことではなく、やらされていることになってしまいます。