読書は純粋に楽しみのために行う側面もありますが、やはり読んだからには何らかの形で仕事に役立てたいものです。どうすれば、読書をもっと仕事に役立てることができるか、を5つのステップに分けて考えてみました。
- 1.買うまでの敷居を乗り越える
- 2.買った本を読み始める
- 3.読んだ本からタスクを抜き出す
- 4.抜き出したタスクを実行に移す
- 5.実行に移したタスクをレビューする
1.買うまでの敷居を乗り越える
第1関門は、本を買う敷居です。
「いいかも~↑」と一瞬テンションが上がった本があっても、すぐに「別にいいかも~↓」と冷めてしまうこともあるでしょう。出会いから告白(購入)に至るまでの微妙な時期をいかに乗り越えるかが問題です。
ライバルは他にも何十冊といるわけですから、限られた時間の中でいかに最初のインスピレーションを生きながらえさせるか、つまり「本との出会いを無駄にしないためにはどうすればいいか」が焦点となります。
結論からいえば、本のステータス管理(あるいは持ち駒管理)をきちんと行うことです。例えば、以下のエントリーでご紹介したMediaMarkerを使うのは1つの方法です。
» 読書のライフサイクルを統合管理するMediaMarker
僕自身は、本と出会ったら次のプロトコルを適用しています。
- 1.MediaMarkerに登録(ステータス=「ウィッシュ」)
- 2.すぐに読むべきと判断したら購入(ステータスを「所有」&「未読」に変更)
- 3.毎週土曜日の朝に「ウィッシュ」を洗って、買うべき本を購入
2.買った本を読み始める
買うだけでは読めませんから、読み始める管理も必要です。このフェーズにおいても、やはりライバルの中でいかに埋もれさせないかが問われます。
ここでも、MediaMarkerが役に立ちます。以下のプロトコル。
- 1.毎晩「未読」リストを洗って、読みたい本を更新(リスト順序を上げる)
- 2.上位3冊を本棚から取ってきて、かばんに入れる
- 3.帰宅後、読み始めた本を更新(ステータスを「読中」に変更)
- 4.さらに、読み終えた本を更新(ステータスを「読了」に変更)
#読むスピードが速ければ、こんな手間は不要なんでしょう…。
3.読んだ本からタスクを抜き出す
ドッグイアー(折り返し)したページや書き込みをしたページを拾い読みしながら質問化し、さらにタスクに落とし込みます。詳細は以下のエントリーにて。
4.抜き出したタスクを実行に移す
本から“収穫”したタスクは、すぐに実行できる形にブレイクダウンした上で、Remember The Milkにメールにて登録。メール投稿の詳細については以下のエントリーにて。
5.実行に移したタスクをレビューする
毎週のレビューの際に、Remember The Milkで以下の条件で完了済の「読後タスク」を抜き出します。
list:BookTasks and completedWithin:”1 week of today” and status:completed
↑「BookTasks」というリストに「読後タスク」集めておく必要があります。
ほとんど自己満足の世界ですが、タグを書籍タイトルにしておけば、どの本からどれだけのタスクを“収穫”できたか、そして、そのうち実践できたのはいかほどかを振り返ることができます。
- 「この本からは10タスク抜き出して、7タスク実践できた」
という具合に。
▼インスパイアされた本:
» リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]
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