ブログの大半はほとんど見えずにすぐに捨てられていく──ブログ白書より。
最も劇的な調査結果は、調査されたブログの66.0%が2カ月間にわたって更新されていない、というものだ。つまり、272万のブログは永久に、または一時的に放置されているということである。どうやら、ブログ・ホスティング・サービスはあまりにも簡単にブログを作れるようにしてしまったため、多くの「タイヤキッカー(おざなりの点検をする人)」たちを、自分たちの始めたブログを続けようという気にさせなくなってしまったのだ。実際、109万のブログは一日だけの冷やかしで、その後の日には投稿が全くなかった。残り163万の捨てられたブログの平均持続期間は、126日(およそ4カ月)だった。驚くことに 13万2000のブログが、1年以上続けられた後に捨てられていた(調査された中で最も古い捨てられたブログは、923日間維持されていた)。
ほかにもいろいろと興味深い話がデータとともに紹介されています。ううむ。
ブログを書き続けることの難しさを改めて痛感します。僕自身もこれまでいくつものブログを開設しては放置、を繰り返してきました。でも、そうした屍の山を乗り越えたことで、自分がどういうネタなら書き続けることができるのかが何となく見えてきたような気がします。
続けるには、すでに続いているものを見ればいい、ということで長く続いている人気ブログに注目します。いくつか気づくことがあります。
1.おもしろい
2.おもしろいから多くの読者がいる(アクセスが多い)
3.多くの読者がいるからフィードバック(コメント&TB)がある
4.フィードバックがあるから(書き手にとって)励みになっている(と思われる)
5.他人にはない独自の視点を持っている
6.TBするよりTBさせる(ネタ元になっている)
7.長さは関係ない(でもあまり長いと足が遠のくかも…)
8.書き手の顔が見える
こんなことを考えているきっかけは、今週の「発想七日!」のお題「おすすめブログ」。
最近シゴタノのネタ元にしているサイトは以下のいわゆるLifeHacks系の海外ブログ。
http://www.lifehacker.com/
http://hwebbjr.typepad.com/openloops/
http://www.43folders.com/
http://www.lifehack.org/
http://to-done.com/
これらのサイトは短く簡潔に書かれているので、“ピカッ”とした閃きが得られやすいように思っています。挙げたうち「openloops」はちょっと長目のエントリが多いのですが、書き手の思考をなぞることができて、これはこれで面白いです。
で、長さに関係なく結局「いいなー」と思うブログは読んだ後に「よし、じゃぁ自分もやってみよう!」という気持ちにさせてくれるかどうかで決まるということに気づきました。
「なるほどー」「へぇー」と思っても、その後に行動が変わらなければその場だけで終わってしまってもったいない気がします。読んだ後にさっそくその日の行動が変わるとしたら、それはすごく読みがいがありますし、書き手としても書き手冥利に尽きる、というものではないでしょうか。
とはいえ、「読者の行動を変えてやろう!」などと意気込んでも、なかなか続かないものなので、まずは自分のために、自分の行動を変えるために書く、というのがやはりいいのではないかと思っています。自分でやってうまくいく方法なら、他の人でもうまくいく可能性がありますが、逆はなさそうです。
<ブログを書き続けるコツ>
まずは自分の行動を変えるために書く。