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Sony Reader TouchEditionファーストインプレッション

ソニー 電子書籍 Reader TouchEdition 6インチ(シルバー) PRS-650-S
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文字通りのファーストインプレッションです。買ってしまった理由も店頭の印象がよかったから。他愛のない衝動買いです。あれこれ理由付けするよりも単純に欲しかったからとしか言いようがありません。

使ってみての感覚は、全体的には悪くありません。いずれにしても「消耗品」という位置づけです。いわばもっといい電子書籍リーダーがふつうに使えるようになるまでの「つなぎ」です。カバーも買いませんでした。初代iPadを買ったのとは全然別の感覚です。

画質はギリギリ満足できるレベル

始めにお断りしておきますと、Macでも使えます。MacとUSBでつなぐと外部メモリとして認識されます。その中にFinderからふつうにどんどんPDFファイルを入れていけばいいわけです。

ただ、Readerに最適化されているか、あるいはKindleに最適化されたPDFでないととても読みにくいです。文字が判読できないというレベルではありませんが、読んでいてイヤになります。

その点をのぞけばまずまず満足できる画質です。私はマンガ、小説、ビジネス書を1冊ずつ読んでみましたがいずれも読破できましたし、恐ろしく目が疲れるということもなかったです。

速度もギリギリ満足できるレベル

速度は速くありません。ページめくり、とくに本体設定などの速度はiPadとは比較になりませんが、我慢できないレベルではありません。本体設定を山ほどしなければならないガジェットではないので、我慢できます。

たくさんのファイルを転送した直後の起動時の「読み込み」にはなぜか時間がかかります。これはあきらめるしかありません。しかししょっちゅうすることでもないので、大きなストレスにはならないでしょう。一度充電すれば長い間(少なくとも半月は放っておけます)電池がもつので、付けっぱなしにしておいて気にならないというメリットも大きいです。

ページをめくるたびに白黒反転しますが、これも慣れれば気にならなくなります。

外付けメモリは高くないのを買えばいいかも

内蔵のメモリで多少とも不十分なら外部ストレージを買えばいいでしょう。32GBあれば私程度の蔵書は全部入ってあまります。

個人的には「読み倒す」ためのガジェットと割り切って使うのがいいと思いますから、何もかも突っ込むことにあまり最初から気合いを入れすぎない方がいいでしょう。思いついたら5〜6冊入れて、また読んでいくというやり方にすると便利です。

という意味では外付けメモリなしでもすむかもしれません。でもたとえばSDメモリカードの8GBなら今やジュースみたいに買えますから、それほど迷うことではないはずです。

6インチでも画面は小さい

私としてはiPad並みに画面が大きく、しかも軽いというのを望んでいます。片手で持てることを重視しているのでしょうが、やっぱり画面は少々狭いのです。

特に段組のある書籍を読むのには向きません。逆に文庫本を読むにはいいです。

Kindleと比較した場合、ほとんど大きさに差はないのですが、なぜかKindleよりも読みやすく感じます。個人的な感覚かもしれません。どちらももう2まわり大きいのがあっていいと思うのですが。

画面にタッチすればページがめくれる

最適化された画面なら、Readerの方が読みやすいが、Kindleと比較した差はたとえ読みやすく感じたとしてもわずかなものです。2台持つ意味はあまりないでしょう。

ただし画面にタッチすればページがめくれる、わずかでも読みやすい感じがするといった微細なメリットは、1冊読むだけではたいして意味はありませんが、100冊読むとなると少し違ってきます。

私はこれで少なくともマンガや文庫を含めて300冊は読むつもりなので、それができれば買った意味はあったと思えるでしょう。