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生き残るカギはハンティングよりガーデニング



自分の土台をまず作る

『億万長者 富の法則』より。

「富」を生み出している人たちは、「お金」を稼ぐ活動よりも、「富」の土台作りに力を入れている。つまり、世の中の評判、頼りになるネットワーク(情報網、人脈)、知識、リソース、実績といったものを築いているのだ。こうしたものが彼らのガーデンとなるが、彼らは、自分の専門を中心としたガーデンではなく、自分の情熱、自分の道、自分の志しを中心としたガーデンを築き上げている。彼らは、ガーデンについては毎日気にかけるが、虫取り網が空っぽでも気にしない。
(p.23)

簡単には真似のできない技術を身につけても、それを必要とする人に自分を引き合わせる(あるいは、必要とする人を引き寄せる)能力がなければ、前に進めない。

技術を虫取り網とすれば、人と関わる能力はガーデンといえる。

ガーデンを人任せにすることはできる。でも、いずれは自分のガーデンを持ったほうがいい。なぜなら、そのガーデンがいつまでも繁栄を謳歌し続けるとは限らないから。

虫取り網で蝶を捕まえる技術を磨くことに加えて、時間がかかったとしても、蝶の方から寄り集まってきてくれるようなガーデンを作る努力を怠らないこと。

参考文献

富とは、持っているお金の額のことではない。富とは、お金をすべて失ったときに残っているもののことである。

本当の「富」は、あなたの最大限の与える力と最大限の受け取る力の中に眠っている。自分の「富」を育てている人たちは、引き寄せるものと与えるものを増やしながら、絶えず自分の「フロー(流れ)」を大きくしている。あなたの可能性(できること)を全て与えて初めて、あなたの可能性(才能)に見合った人生を送ることができる。「富」を育てていけば、入ってくるものも大きくなるが、同時に大きな結果も残せるようになる。

本書を読んで、改めて身の回りを見回してみると、「富」のあると思える人はみな共通して自分なりの「ガーデン」を作っていることに気づく。そして、そうでない人は「ハンター」にとどまっている。

タイトルを見て抵抗を感じた人にこそ読んでほしい一冊。