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「月特化カレンダーMoca」、重要なことだけを残し、その他のことをばっさり捨て去る勇気



大橋悦夫「月特化カレンダーMoca」というiPhoneのカレンダーアプリを使い始めました。

「月特化」という名のとおり、月間ビューのみのカレンダーアプリです。

これまでは、Staccalというアプリを使っていました。いろいろな機能があり、いろいろなビューがあり、月間はもちろん、日別、週別表示もでき、表示形式も豊富な選択肢から選べます。

ただ、実際には月間ビューしか使っていませんでした

人と会う予定が週に1~2回程度という非活動的な僕にとっては月間ビューで十分で、Staccalは僕にはオーバースペックだったようです。

ただし、月間ビューについて譲れない条件が1つだけあります。

カレンダーアプリでたった1つ、譲れない条件

それは、月の区切りがなく無限スクロールができること

これまで愛用してきた、StaccalやCalenGooといったカレンダーアプリはいずれもこの条件を満たしていました。

この条件さえ満たしていれば、ほかの条件はまったく気にならない。

極論、無限スクロールさえできれば月間ビューのみでOK、というのが僕のニーズだったわけです。

まさにこのニーズのみに100%答えてくれるアプリが「Moca」でした。

現実のアプリを手にして初めて、「無限スクロールさえできれば月間ビューのみでOK」という僕自身のニーズに気づくことができました。

以下、実際のキャプチャです。月の区切り線がありますが、このまま上下に無限スクロールできます(最近はほとんどのミーティングはZoomで行っており、外出は週に1,2度程度です)。



捨てられる勇気

開発者からすれば、「無限スクロールさえできれば月間ビューのみでOK」という人に特化することで、開発リソースを分散させずに済むでしょう。

代わりに「ほかにも週ビューでは○○、日ビューでは△△」みたいなニーズを持っている人には喜んでもらえない、という現実を受け入れる覚悟が要ります。

「月間ビューしかないのでは使えないなー」とユーザーから見捨てらるわけです。

一方で、月間ビューに特化することで、週ビューや日ビューの開発に費やすエネルギーを捨てられるという決して小さくはないメリットを手にできます。

必要なことは、本命に集中するために義理を迷わず捨てられる勇気

よく言われる「選択と集中」の愚直なる実践にぐっと来ました。分かっていてもなかなか捨てられませんので。

▼アプリは無料ですが広告を外したい場合は240円かかります。

月特化カレンダー Moca

無料
(2018.03.14時点)

 App Store

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▼以前使っていたStaccal(120円)です。「こちらの方が合う」という方もいらっしゃるかと思います。